今日は突如偶にやってくるパソコン話です。

早いもので「
黒い砂漠 REMASTERED」がこの世界に来てから半年くらいが経ちました。
当家でもこのより一層美しくなった世界を堪能しつつ、日々へっぽこな冒険を続けておりますが、この半年の間にもっと快適に冒険出来る様にちょっとだけパソコンのスペックアップを図ったりもしています。
要するに少し前にグラフィックボードってやつを変えたっていう話なんですけど。
REMASTERED実装当時のブログにも書きましたが、その時当家で使っていましたグラフィックボードはnVIDIAのGTX970。

現在最新のシリーズはRTX2000シリーズですので、その前のGTX1000シリーズ・・・のそのまた一つ前の世代のグラフィックボードです。
で、こいつを一つ前の世代のGTX1000シリーズ、GTX1060へと変更しました。

今更何故1060?と思われるかもしれませんが、知人から不要になった品を譲って頂けまして。
こりゃ助かると交換してみたわけです。
ですが、GTX970とGTX1060じゃそんなに差が出ないんじゃないの?と思われるかもしれません。
たしかに、GTX1060 「3GBモデル」なら、GTX970と描画性能はほぼ同じような物らしいです。
しかし当家に来たのは「6GBモデル」。GTX1060でもちょっと良いやつです。
その手の話に詳しい方には常識なんでしょうけれども、GTX1060 3GBモデルと6GBモデルではメモリサイズの差だけでなく描画能力にも差があると言う話でして、6GBモデルはGTX980に迫る性能を発揮するそうでございます。
ま、この辺はゲームによって得意不得意があったりもするそうなので、ハッキリGTX980並みとは言えないみたいですけれども。

ちなみに、一番最近発売されたGTX1660Tiは、RTX2000シリーズの最新機能「れいととれーしんぐ」ってなびっくり機能を省いたモデルだそうでして、対応しているゲームもまだ少ないしそんな機能要らないぜ!という方の為に、GTX1070に迫る描画能力を持たせた上でお値段控えめになっちゃいましたというハイコストパフォーマンスなやつだそうです。
そんな話はいいとして、GTX1060 6GBにして実際どの程度差が出たのさ?という話なんですが。
GTX970に比べて全体的に「5FPS」程動作が向上しました。(リマスターモード時)
この5FPSがどれだけだ?って話もありますが、動作が重い場面で多少円滑に動いてくれるようになったと実感できる位です。
混雑時のワールドボスなどで派手に魔法が飛び交うと、以前は強烈にもさぁーっとなっていたものが、それも大分軽減されました。
たかが5FPS、されど5FPSでした。
この時点では十分満足行く結果でしたので、これでもっと快適にREMASTEREDの世界を堪能できちゃうぜ!なんて喜んでいたのですが、その後またちょっと問題が起こりまして。
起こったというか、起こしてしまったんですけれど。
何を思ったのか、モニタをちょいと大きなものに変えてしまいまして。
いや、なんとなーくもう少し画面大きいほうがいいかな・・・?とか思ってしまったからなんですけど。
それまで当家で使用していたモニタの解像度は1440 x 900(WXGA+)。
新しいモニタは画面も大きくなって解像度も1920 x 1200(WUXGA)対応になりました。
で、そうなると前よりグラフィックボードへの負担は大きくなるわけでして。
それでもGTX970の時よりは少しマシにはなっていたんですけど、せっかくの性能向上がモニタの表示能力に食われた形になっちゃったじゃないかと。
こいつは、画面の大きさというよりも表示総画素数ってのがポイントでして、
解像度1440 x 900なら画素数は「1,024,000」。
これが1920 x 1200になると画素数は「2,304,000」になってしまい、その分さらに高いグラフィックボードの描画性能が必要になってしまったという話なんですね・・・。
単純にこの総画素数の数字が大きくなればなっただけ、より大きな描画能力が必要になるってのは当たり前の話なんですけど。
おっきい画面が良い!などと欲をかいたばかりに・・・間抜けな話です。
参考までに~
1280 x 720 (HD)ならば「921,600」。
1920 x 1080(Full-HD)だと「2,073,600」。
3840 x 2160(4K)ともなると総画素数は「8,294,400」になるそうです。
だがしかし!
異常に長い前振りが故に、既に多くの方が読む気を失っているであろうここからが本題です。
無計画にモニタ解像度を上げてしまった為に、グラフィックボードが良くなってもあまり効果が感じられない状態になってしまったんですが・・・
これをどうにかしちゃえる黒い砂漠の神機能があるんです。

それがこれ。
画面設定のところにある「クロップ」という機能。
「解像度を維持したまま画面を縮小します」・・・と説明があり、「画面の広さ」、「画面の高さ」なんていうスライダー式の設定項目があるやつです。
基本的になんのこっちゃか良くわからない機能だと思われている(・・・と思うんですけど)この機能ですが、こいつをいじくるとこうなります。

砂漠世界を描画するエリアが狭められ、余白が生み出せるんです。
余白は出来るんですが、その余白にはショートカットやチャット欄などの情報メニューは表示出来ます。
つまり、「この世界の風景だけ」を狭められる訳なんです。
冒険者の皆様ならばご理解頂けると思いますが、この世界において左右の視界は重要でも上下の視界って左程重要ではないですよね?

なので、高さを狭めて、そこにショートカットなんかを置いてやれば、あら見やすい。
チャット欄なんかもこの余白においてやれば随分見やすいです。

画面上部のお知らせや各種アイコン表示も見やすくなります。
しかもそれだけではございません。
3D表示エリアこの世界を覗く範囲を狭める事で、グラフィックボードの負担を減らせるという素晴らしい利点も生み出せるのです。
クロップ機能を使うだけで単純にFPSアップが図れます。
わたくしのモニタは良くあるワイド画面のものより少し上下に広い解像度ですので、それに比べたら一般的な16:9のワイドですとそこまで上下幅を減らせないかもしれません。
それでも、上下を少し削ってやるだけで随分フレームレートに差がでると思います。
それでも足りなければ、左右も少しだけ削ってやればそこでも処理負担を軽減出来ます。
これならば、グラフィックボードに少しパワー不足を感じている場合でもパーツ交換なしに動作の向上が見込めます。
(当然、グラフィックボードの持つ描画能力の範囲でですけど)
さらに、グラフィックボードへの負担が減らせるわけですので、GPU周りの熱問題の軽減にもつながるかとも思います。
ま、これは誤差だとは思いますけど。
めちゃくちゃ表示範囲を狭めて世界を冒険するなんていう変〇縛りプレイでもすれば、随分変わると思います。
FPS(フレームレート)は黒い砂漠の設定ウィンドウ内で一応確認出来ますが・・・
nVIDIAのグラフィックボードをお使いでしたら、例のドライバなどを更新するのに使用している「GeForce Experience」上からFPS数値をオーバーレイ表示させることが出来ますので、これを使うと便利です。

(GeForce Experience、ゲーム内のオーバーレイという項目からFPSの表示設定が出来ます)
これを表示させながらクロップ範囲をいじくってみると変化が分かりやすいと思います。
まさしく利点しかない(?)クロップ機能。
この機能のおかげで、モニタ解像度が上がっても狩場でのフレームレートをリマスターモードで大体45~60に保つ事が出来る様になりました。
もうちょっと動作を軽くしたいな~とか思ったら。
そんな時には、お手軽簡単クロップ機能を活用してみると幸せになれるかもしれないですよ。

テーマ : 黒い砂漠
ジャンル : オンラインゲーム