愛欲と淫虐の館36

　走り去った館主の後を追うトマ。




　すると、以前まで結界に塞がれていた入口直ぐ横の扉が通行可能になっている様子でした。




　扉をくぐると、そこにあったのは神馬の像らしき物。

　同じように見えますが、夢馬の像というものらしいです。




　どう見ても頭がくっついている様に見える夢馬の像ですが、本当は首が無い状態であるという話。

　先ほど手に入れた馬像の生首をはめ込む事が出来そうです。




　早速、生首をはめ込んでみました。

　すると突然しゃべりだす夢馬の像。

　社交場へ入る資格があるか試すと言っています。

　しかし、何か質問が出される訳でもなし。

　という事は、決戦場へ入りクリアしてみせろという事なのでしょう。

　戦闘準備を整え、いざ決戦場へ。




　決戦場に現れたのは、三体ののっぽの兵隊。

　しかし、ちょっとだけ豪華な鎧を着たピカピカのやつです。

　三対一とは・・・かなり厳しそうですね。




　いざ戦闘開始してみると、意外と相手攻撃力が馬鹿になりません。

　おまけに、かなりの高耐久力。

　回復スキルやポーションを利用して必死に戦い続けますが、ひとつ厄介な事を発見しました。

　モンスターが回復スキルを使ってくるのです。

　もう少し頑張れば一体倒せそうと思うと、他の兵隊が回復スキルを使って来ます。

　挙句に、単体ヒールではなく、三体共回復されてしまいます。

　これは・・・




　貯め込んだポーションを大量に消費しながら、しばらく不毛な戦いを続けてみましたが、モンスターの集団ヒールが止む事はありませんでした。

　最終的には潰されてしまったトマ。

　結局、一体のモンスターも倒せないまま敗戦です。

　粘りに粘って戦った結果、思い知らされたのは、全く勝てる見込みが無いという現実。

　さて、どうしたものか・・・。

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