過酷な労働

熱中症と戦いながらの採掘作業は過酷を極めます。

砂をいくら掘り返せども、見つかる物はありきたりなモノばかり。
と、ここで50本用意して来たシャベルが底をつきました。
また、砂漠を越え首都バレンシアへ。

もう50本あれば何とかなるだろう!?
半ば、願いにも似た思いでシャベルをまた購入。
休む暇もないまま、お宝争奪戦の現場へと舞い戻ります。

本当にこんな所にお宝なんて埋まっているのか?
スコップを振う度、そんな疑念が沸き起こりはじめます。

そんな疑いの気持ちを振り払うように砂漠を掘り返してみますが、それでもやはりどうでも良い物しか手に入りません。

ゾバディの仲間なんだか、雇われなんだか分かりませんが、周囲にいる作業員の邪魔をしてみたり。
色々、考えを巡らせながらあちらこちらを掘り続けてみますが結果は出ません。

陽がかげり始めても尚、ただひたすら砂を掘り返しては移動を繰り返します。
何か見落としがあるのか?
そもそも、シャベルでの採掘で正解なのか?
あまりに結果が出ないため、砂漠を掘っている行為すら間違いなのではないかとすら思えて来ます。

ふと、採集スキルを眺めてみれば、こうしている間に次のレベルが見え始めていました。
そしてまた尽きるシャベル。
一体、どれだけのシャベルがあれば良いと言うのでしょう?
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