悪夢のマゴリア海
航海の邪魔となるそれらを避けながらさらに船を進めて行くと、またおかしなものを発見しました。

・・・船の残骸でしょうか。
海の魔物たちに襲われ、藻屑と消えた冒険者のなれの果て。
何時自分がああなるかもしれないという状況下では、背筋に寒いものを感じさせる物体以外の何物でもありません。

しかし、何かあるかもしれないと近づいてみると、上に乗ることが出来ました。
もしも、船が沈んでしまったらこんな漂流物のお世話になることがあるかもしれません。
いやいや、決してお世話にはなりたくないものですが。

しかもこの漂流物は、それほど珍しいものではないらしく、あちらこちらに浮かんでいます。
それだけこの海域が危険であるという証拠でもあるのですが・・・

中にはこんなに大きな漂流物にも出会いました。
こんな大型船が沈められてしまうとは・・・
この船に一体何が起こったのでしょう。

そんな地獄の様相を呈して来たマゴリア海。
ロス海域からマゴリア海へと進み、かなりの時間航海をした結果、何時しか前を見ても後ろをみても陸地の影も見えない状態となっていました。

大海にひとりぼっち。
こうなってしまえば、簡単に引き返すという訳にもいきません。
この地獄の海域をどうにか突破するしか生きる道はありません。

さらに気を引き締め、黙々と船を進めて行く冒険者。
するとまた、おかしなものを発見しました。
海が荒れていると若干目視が困難になりますが、よく見れば確かにそこに何かがいます。

そこに居たのはオーシャンストーカー。
もう、名前からしてアレです。
こんな化け物にストーキングされたらたまったものではありません。
慌てて進路変更。
しかし、回避したまたその先に、ヘカルやオーシャンストーカーが現れるという修羅場。
少しでも安全なルートを探そうと右往左往している間に、当初想定していたルートから随分と外れてしまった気もするのですが・・・。
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