勇気と無謀は別のもの

あとは、ラッコ船長のいる場所へと向かうだけなのですが、ナビゲートが明後日の方向を向いています。

と言いますのも、目的地はこの高い山の向こう側。
ナダ島は、高い山に囲まれたドーナツ状の島らしく、どうやら会いに行くべき人物はそのドーナツの穴部分に居るらしいのです。

とにかく、登って行けそうなルートを探しつつ、必死の登山。
ずいぶんと登ってきましたが、山頂はまだまだ遠いです。
おさかなスーツの中はもう汗だくでしょう。

まっすぐ山頂まで向かえればまだ良いのですが、なかなかそうも行きません。
うねうねと曲がりくねったルートを辿る必要があるので、山頂まで相当な距離があります。
とにかく広い。
でかすぎますよ、この島。

ナビゲートが示す方向を目指しながらひたすらマラソン。
走って走った末に、やっと島の一番高い所が見えて来ました。
その先、ドーナツの穴部分は、湖か海?になっている模様。

そんなドーナツの穴部分の水場を山頂から見て唖然。
いやいや、目的地はすごく下の方ですね・・・
ここを降りていかなくてはならないのか・・・

山頂から下を眺めてみると、どうやら真下は水場の様。
ここから飛び降りたら早いのにな・・・。
しかし、ちょっと高すぎる気もしないでもありません。
でも・・・下は水場なのだから、どぼーんと飛び込めそうな気もするのですが・・・。
まさか、水深10cmなんていう事はないでしょう。
ここは一丁、勇気を振り絞って飛び込んでみるしかない!
次の瞬間、水場にめがけて勢いよく飛び込むへっぽこウォリアー。
しかし・・・

やっぱり、飛び降りた位置が高すぎたらしく、水面にびたーん。
どぼーんではなく、それこそびたーんです。
あえなく死亡。
先を急ぐがあまり、完全に無謀な死のダイブとなってしまいました。
あらら・・・。
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