我が家の妖精騒動 その4

　晴れて当家にも妖精のお友達がやってきた訳ですが、残念な事に一番下のランク。

　とりあえずお試し的にこのまま育ててみても・・・良いのかな？




　そんな事を考えつつ適当に武器防具をくれたりしていましたが、その間にも花びらが手に入ったりして。




　どうにか花びらが2枚集まったところで、再度ルーレットチャンス！




　今度は元気な奴が現れましたが、またも1等級。

　これじゃ意味無いですよね？


　と言うことで、妖精さんにはそのままお帰り頂く事に。


　そしてまた日課をこなす日々。

　すると、意外と手に入るもので。

　花びらが貯まる度に、ルーレットチャンスに赴くへっぽこウォリアー。


　でもね。




　1等級しか出ないんですよね、これが。　


　どこかで流行っているついったーとか言う噂話によると、すでに3等級だの4等級だのの妖精さんとお友達になれた冒険者もいるそうで。

　それに比べてへっぽこさんと来たら・・・。

　相変わらずのくじ運の無さが露呈される結果となりました。


　そこで！

　単発でダメなら複数回行ってみようじゃないのと2回分の花びら計4枚を貯めて再度チャレンジ！




　・・・。

　もうね。

　2等級すら現れないんですよ。


　まあまあ、これは気長にチャレンジするしかないな。とか思っている内に・・・




　最初のお友達が何とかレベル10まで成長を遂げました。

　そして、新たなスキルをゲット！




　新たに得たスキルは夜明けの星。

　妖精が輝いて周りを照らす・・・？

　ほう・・・。


　ちなみに、オンオフスイッチ付き。




　ま、どんなもんだと日中でも暗くて有名なバジリスク洞窟なんかへ行ってみました。

　こんな感じの薄暗い場所で、妖精スイッチをオンにすると・・・




　あら、明るい！

　かなりの光量ですね。


　あと、噂によると妖精さんによってこの明かりの色が違うそうでございます。

　うちに来た1等級の静かな妖精さんは黄色の光でした。




　しかも馬で移動中にもこの明るさ。

　妖精さん自体はかなり後方を飛んでいたりもするのですが、光は常に自分の周辺を照らしてくれる様です。

　これで、夜間も暗所も安心！


　しかしな。

　この世界にはランタンという物がありましてな。


　確かに妖精さんなら油補給の必要は無いですけども。

　・・・。

　このスキルは特に必要ないかも・・・。



　しつこく、つづく。

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