バレンシアを追放された男
そんなバレンシアから永久追放された極悪人のお話を読んだへっぽこウォリアーは、本の感想を伝えるべくまた王宮警備員さんのところへ。

しかしおかしなことに、本をお勧めした当人がダヌマンの事をよく知らないらしくてですね。
あ。
あなた本当はクロラーヌ実録を読んだことないでしょ?
人にお勧めしておきながら随分と適当な方ですね。

でも、ダヌマンの名は聞いた事があるそうな。
それ以上の事は住民や元老さんにダヌマンについて聞いて来たらと言われました。

ダヌマンについて調べたら、ついでに私にも教えてね!
だそうです。
なんとまあ、調子のよい人なんでしょうか。
ですが、バレンシアの歴史に刻まれた国を追放されし大悪党なんて話を知れば、へっぽこさんとしてもちょっと興味があります。

なので、さっそく貴族の方にダヌマンって知ってるぅ?と問い合わせ。
ま、ダヌマンの名を出した時点で、なにお!?的な顔をされてしまったんですけども。

ついでに、バレンシアで平穏無事に過ごしたいならその名を口にするなと若干叱られてしまった様な感じに。
ダヌマンちゃん、噂にたがわず相当嫌われてますね、これ。

続いて住民の方にお話しを伺ってみたところ、ダヌマンはかつてバレンシアで賢者と呼ばれていた程の地位にあった方だと。
そんな賢者が国を追われるなんて、本当に何をしでかしたんでしょう?

最後は、倉庫番ラマニットさんにお問い合わせ。
彼女にしてみれば、その名を聞くだけで恐ろしい存在なんだとか。

バレンシアの国民にしてはいけないことをしようとした・・・って。
本当にね。何を企み、何をやっちゃったんですかね?

そして、ダヌマンが何より恐ろしいとされるのは、彼が誰もが認める賢者だったという事実らしいです。
国を守るべき偉い人が、ある日国家や国民に害を成す行動を取ればそれは恐ろしい事に違いありませんね。
皆が信じる存在であれば尚のこと。
でも、色々な方に話を聞いても、ダヌマンが一体何をしたのか、その辺りの話は全然出てきません。
国家転覆でも企んだのでしょうかねぇ?

