おやくそく

しかし、それを聞いた怪しい兵士の方は全く動じる様子もありません。
これには火の玉ストレートな質問を投げ込んだ方も少々びっくり。
こ奴、意外と厄介な輩かもしれんぞ・・・と思ったへっぽこさんでしたが・・・

ん?

なんでしょうこの、押すなよ?絶対に押すなよ?!的なやつは。
見かけによらず肝の据わった奴かと思いきや、さては貴様・・・
お〇鹿さんだな?!
さて、全く予想外の展開に面食う他ありませんが、このおかしな話を王様に報告しなければなりません。
でもね。
こんな話をしたところで、バレンシア王もあきれ返ってしまうのでは?としか思えませんがね。
ところが・・・

やはり予想していた通りって・・・
王様ったら真顔で何をおっしゃっているのでしょう?
あの、なんか、珍しいものよこせ的な事言ってましたけど?
そのあほらしい部分はスルーですか?

若干、変な空気が漂い始めるバレンシア王宮内。
でも、王様には何か深いお考えがあるそうで。
あんな輩の口を割らせるのは簡単な事だとばかりに余裕のある態度を崩しません。
しかして、その方策とは?

あれ?これって・・・

怪しい兵士が見たことの無いダヌマンの物・・・
つまりは・・・珍しいもの・・・

あれあれ?王様ったら。
これって、押すなよ!ってお約束に乗っかっちゃった形になるんじゃないですかね?
そんなヤレヤレ・・・みたいな顔をされてもですね。
ちゃんと真剣にやってます?
神妙な顔で相手の要求に全力で乗っかっていくその姿勢。
最早コントにしか思えません。
本当にこんなんで上手く行くんですかねぇ?

