四年目の高速歩き

からの、帰りのお話。
今日も大した成果は上げられなかったな~と砂漠を行き、帰路に就くへっぽこさん。

すると突然。愛馬ならぬ愛ラクダが暴れだし、砂漠の砂の上に放りだされてしまいました。
一瞬、訳が分からず、なにお?!なんて思いましたが・・・

ラクダさんが新しいスキルを覚えたせいでした。
実は今乗っているラクダさん、当家2代目です。
それは何故かと言えば、初代はこの高速歩きスキルを覚えてくれなかったからなのです。
砂漠特化のラクダさんにとって、お馬さんのスプリントに該当するこのスキルこそ最も重要なやつなんじゃないの?ということで、2代目を育て始めた訳ですが・・・
ラクダの育成って大変なんですよね。
やらなきゃやらなきゃと思いつつも、そんな時間などなく、砂漠に用事がある時にだけダラダラと乗り回している状態でした。
なので、砂漠生活4年目にしてやっと高速歩きを手に入れられたという感じです。

が。
覚えたら覚えたでまったく走ってくれません。
加速しようとする度にへっぽこさんを振り落とそうとするラクダ殿。
全然目的の場所に着きませんがな。
少し前にやった巡礼旅行の途中でなくて本当に良かったですよ。
砂漠各地をたらい回される例の旅行中にラクダが走らなくなったら、それこそ地獄の巡礼旅行になっていたでしょうから。
ほぼ使い物にならなくなったラクダさん。
こうなれば地道に訓練を積むしかありません。
と言っても、ヒストリア廃墟に向かおうと言う時に無理に引っ張りだして、強引に走り回るしかありませんでしたが。

そんな不都合極まりない状態に耐えながら、砂漠の往来を続ける事しばらく。
家のラクダもどうにか高速歩きを会得してくれました。

言うこと聞かないラクダ殿を乗り回す生活はやたらと大変なものでしたが、一度スキルをマスターしてしまえばそれはそれは快適なものでした。
得意の砂漠地帯を今まで以上に快走するラクダさん。
常にムチをぺしべしやっているのはちょっと可哀そうな気もしますが、それに答えるかのように気持ちの良い速度で走ってくれるようになりました。

さて、最近また少し砂漠へ出ることの多くなったへっぽこウォリアーですが、となるとライテンさんと遭遇する機会も増えるわけです。
そんなある日、念願の知識を獲得。

これで、バレンシアの生物たちのカテゴリーが一応埋まりました。
それぞれのランクはお察しですけれども。
それにしてもライテンさん。
ヘビだのサソリだの、ライオンだののこのカテゴリーで良かったんですかね?
砂精霊とかも入っているから良いんでしょうか。

