ガーモスと黒い石

山から降りてきた(?)祭祀長ダフマンとドルゲフ村長の話し合いが始まります。

と、へっぽこなウォリアーもここに参加するのですか?
いやま、それは構いませんけども、国の大事を占うこんな大きな問題に一介の冒険者が何か申すなんてね。とてもじゃないけど出来やしませんけどね。
あ、居るだけで良い。
それならOKです。

そして、深刻な表情を浮かべながら静かに語り始めるドルゲフ村長。
大戦の頃より今のガーモスの方が強力なんですか・・・そうですか。

やはりそれは例の黒い石のせいなのか?と問われましてもですね。
あの力はヤバいですからね。
だからと言って、そうかもしれないですね~としか言えないんですけども。

へっぽこさんが返答に困っていたその時、大祭祀長が全てを知っているかの様な口調で話を始めました。
ここで初めてブラックドラゴンなんて話が出ましたけど・・・レッドだのブラックだのそんなに色とりどりのドラゴンちゃんが居るだなんてね。
そんな危ない地方に人間が住むってのが最初から無理なんじゃないかと思えて来ます。

で、そのブラックな奴が、最初に黒い石を飲み込んでパワーアップ。
続いて、自分の石を他のドラゴンに分け与えて配下に加えて行った・・・と。
まったくね。あんなヤバい石をきびだんごみたいに扱いやがって。
ブラックドラゴンてのは本当とんでもない奴ですね。
と言うことは結局、レッドドラゴンガーモスもブラックドラゴンの手下・・・下っ端って事になるんですかね?
ま、その下っ端にも勝てるかどうかわからない状況なんですけど。

そういう力関係から想像するに、親方ブラックドラゴンのパワハラを受けたレッドドラゴンは、さらに多くの石を求めるのではないか?
と言うことで、鉄鉱山という場所に向かうだろうとダフマン祭祀長は言います。
あれあれ、どこの世界でも下っ端は大変ですね。
レッドドラゴンガーモスも立場上苦しい戦いを強いられているのかもしれませんね。
それはともかく、そんな状況下で我々人類はどう動いたら良いのか?
それについては祭祀長様が一つの案を出して下さいました。

ガーモスを落ち着ける?!
んで、パワハラ上司の為に円滑に仕事をしたがっているガーモスを鉄鉱山に向かわせる?注意を引き付ける?おびき寄せる?
この案を聞いて単純に思うことは、まずガーモスを落ち着ける事など可能なのか?その方法は?って事。
そして、黒い石を求めている
大丈夫ですか?大祭司長?
この辺りちゃんと考えて発言していらっしゃいます?
何かへっぽこさんが想像も付かないような秘策でもあるというのならば話は別ですが・・・

