報酬は山分け?
大富豪のご令嬢をさらった暴走したガクツムをおびき寄せ、退治しちゃおうぜ!
という

寄せ餌を置いたところで、どこからともなく現れたネルマンさんでしたが・・・
敵の姿も見えないうちから戦闘態勢を取りやる気満々のご様子。
あの。まだ出てませんよ?

ま、ガクツム退治は難なく終了し、これまたどこからともなく現れたご令嬢。
一応、ヒルバさんの救出には成功した様です。
やっぱり、暴走したガクツムが彼女をさらっていたという事なんでしょうね。
それよりも。
私があなたを助けに来ました!・・・って。
まるで一人で事を成し遂げたみたいに言っちゃって。
まったくね。この人ときたら。

どうです?このドヤ顔。
先ほどの戦闘・・・あなた何かしてましたっけ?
ほぼへっぽこさん一人でやっつけた様に感じたんですけど。

そんなネルマンさんの勢いを前に、ヒルバさんはこの表情。
完全にひいてますね。
心ここにあらずという感じに見えますです。
これで無事ハッピーエンドの筈が、何故だか漂う不穏な空気。
この酷い状況にただ沈黙を守っていたへっぽこウォリアーに対し、ネルマンさんの暴走は止まりません。

あ、はいはい。
わたくしは仕事の完了報告に行けば良いんですね。

ネルマンが問題を解決した!と。・・・ね。
まあ、好きにすればいいですよ。

という訳で、ヒルバさんはネルマンさんにお任せして、へっぽこさんは一足早くドベンクルンの街へ。

そして、無事依頼完了したとオデルフィンさんにご報告。
あのー、なんか完全にネルマンさんとセットにされちゃってるんですけど。
オデルフィンさん、なにか変に勘違いしていらっしゃいますよね?

ま、でも。報酬が頂ければ問題ないか。
なにやらシャンデリアの様な物まで頂けましたしね。
これで、薄暗いハイデルのゴミ屋敷も少しは明るくなるかしら。
・・・え?
この報酬って一人分じゃないんですか?
ネルマンさんの分も入ってるの?

・・・。
そんなー。まさかひとりじめなんてする訳ないじゃないですかー。
・・・
・・・
さてと。次はどこへ向かおうかな?っと。

