君の名は

月の闇の記録書に見える本だ。
見えるだけ。で別物だったら困ってしまうんですが。
とにかく、こいつにデックシフォさん謹製の輝く青金石から出る光を当ててやればどうにかなるはずなんです。
早速青金石を懐より取り出し、こすこすとこすり始めるへっぽこさん。
あら。そういえばこれ消耗品なんですかね?
光を放てるのは一回だけ?
せっかくお土産にしようと思ったのに。

やがて光を放つ青金石。
その光を浴びた記録書は・・・周囲から闇のオーラが消え去ったそうでございます。
これで中身が読めるのかな?

唐突に始まりましたが、これは当然ベディルの英雄に関するお話。
その人物は幼い頃から将来を嘱望される、エルフ界期待のホープであったそうな。
ま。後の英雄様は、子供のころからただならぬ人物だったと。

しかし、運命の悪戯か。
その期待のホープもカーマスリビアから去る事態に巻き込まれてしまったそうで御座います。
この辺の経緯が気になるところですね。

具体的な事は分かりませんが、闇の災いからカーマスリビアを救ったベディルの英雄。
なのに今ではカーマスリビアに仇をなす存在となってしまったアヒブの首長。

彼女の名は「ウィオレンティア・オウダー」と言うそうです。
これが口に出すのも憚られるという禁忌とされた名ですか・・・
それより、彼女と書かれていますね?
ガネルの長がブロリナ女王である様に、ベディルの長もまた女性の様ですね。

そして記録書は彼女の名を最後に締めくくられていました。
あれ?
禁忌とまでされたお名前が分かったのは良いんですけど、彼女がなぜカーマスリビアに仇をなす存在になったのか。
そもそも、闇の災いからカーマスリビアを守った時に何があったのか、一切書かれていませんね?
なんですかこの、雑なto be continuedみたいなやつは。
読んだら読んだで非常にモヤモヤするタイプのやつですよ、これ。

でも・・・本の最後にわからない文字が・・・
わからない文字じゃ読めないじゃないですか。

でも、なぜか読めるというね。
わからない文字ではなく、内容がわからないという感じではありますけども。
例によって、
それを理解出来る日が来るのでしょうか?

