そう簡単には読めません

無造作にほっぽり出してある太陽の光の記録書のところへと戻って来た訳ですが。
月の闇の記録書を読むのに手間がかかったのと同じように、こっちの本もそう簡単に読めるわけがないのでして。

そもそも、本が開きません。
あれじゃないですか?ちょっと良い日記帖なんかにありがちなカギがついてるやつとか。
あら。そうではないと。
なんか得体のしれない力が作用しているようですね。
しかし、開かない本を読むのに他の方法を探してみようとか言われましてもね。
中身を透視出来るわけもなし。

ですが、本の表紙をよく見てみますと、カーマスリビアの成人が書いたものと思われる文句が書かれていたそうです。
何故聖人が書いた文句と推定出来たか???は・・・
きっと、あれです。独特なフォントとか文字とか文体とかあるんですよ。

まぁ、こんな分かりにくい文章を書くのはカーマスリビアの聖人に間違いないのかもしれません。

そして、またもやチンプンカンプンなヒントと共に、そこから推測して封印を解いてみようとかなりました。

今回なすべき目標は三つ。
母の形状:愛、慈悲、正義を探さなければならないようです。

ま、何時もならばまずここで途方に暮れる感じになるのですが、今回ばかりは違います。
太陽の光の記録書を見つける際に散々首都をウロチョロしましたので、なんとなくピンピンと来るものがあったのです。
ここ首都グラナにはあっちこっちに銅像が立っています。
どれもなんとなく聖母像的なやつです。

で、銅像はたくさんあるんですけど、この中のどれかなんじゃないのぉ?なんて思ったんです。

その像の一体を調べてみると、やはり母親の形状となっていました。
ただ、この母親の形状はうんともすんとも言いませんでして。
他に当たりがあるのか・・・な?

