子供の好奇心
どこかに大切なお仕事が転がっているはずなんです。

とりあえず、ドベンクルンの街を適当に歩き回ってみるへっぽこさん。
・・・そういえば街にも石像があったんですね。
あれ・・・誰でしたっけ?
シェレカン様の誰かだった気がするのですが。
・・・ま、いっか。

相変わらず街には結構な数のお仕事が転がっていますが、その多くが繰り返しのデイリー依頼。
しかし、色々見て回るうち、そこに紛れていた大事そうな依頼を発見しました。

その依頼主は気になることが多い子供。
そりゃもう、何かが気になって気になって仕方がないのでしょう。
ま、好奇心旺盛な子供なんてものは、「なんで?なんで?どうして?どうしてそうなるの?」とか良く言いやがるものでございます。

そんな彼女は、へっぽこさんの事を少しご存じだった様でして。
相変わらずへっぽこなウォリアーですので、英雄様とか言われるとちょっと返答に困る感じなんですけども。

へっぽこさんの事を何故知っているかと言えば、例のドラゴン騒動の一件で有名になってしまったからみたいですね。
でもね。
あれは伝説のシェレカン’s様達が助けに来てくださったからって話でしてね。
それにドリガン兵団の皆様もわーっと駆けつけて下さいましたし。
へっぽこさんが一人でドリガンを救ったとかそういう話じゃないんですよ。

でもまぁ、一応レッドドラゴンガーモスと戦ったって事ですから、その辺の人よりは少しだけ色々知っているかもしれませんけど・・・
ドラゴンの歯に関する話ですか?
さぁ?それはちょっと・・・
それにしても貴方。
その刺繍的な作業がとてつもなく忙しそうですわね。

ドラゴンの歯の前?の話?
なんだか良くわかりませんけど。

お母さまには何かきっと、話したくない事情があるんでしょうねぇ・・・。

だからと言って、子供のなんで?なんで?が止まりはしないと。
でも、子供は勉強のほうが大事ですからね。
貴方は良くわかっていらっしゃいます。
はいはい。
このへっぽこなウォリアーが代わりに調べてきますよ。

ま、ドラゴンやらの古い話は、人生経験の長い者に聞けってね。
バマムというおばあ様に話を聞けば良いみたいです。
これならお安い御用。
貴方はしっかり勉強に集中していてくださいな。

