ドリガン民放浪の歴史

シェレカンの後世とはまた珍しいお名前ですねぇ。
え?名前じゃない?
とにかく、突然現れたあなた方は何者なんでしょうか?
だから、シェレカンの後世だって?
・・・。
とにかく、なんか大騒ぎしてますけど何かあったんでしょうか?

事態が良く把握出来ないへっぽこさんは、他の方にも話を聞いてみます。
するとこの方はシェレカンの後世ではなく、ムアラクさんというそうです。
ん?
あら。あなた、書庫で読んだ歴史書に載っていたムアラクさん?
チェンガシェレカン、アクム様の後を継いで、昔のドリガンの人々を導いたという?
ほほー。こりゃまた凄い方じゃないですか?
そんな伝説の偉人がどうしてまたここに?
と、疑問は尽きませんが依頼はここで完了。
バアムお婆さんの所へ戻れとなってしまいました。
なんだか消化不良ですね。

冷静に考えれば、古い時代のドリガン指導者とお話出来たというのがあり得ない話なんですけど・・・なんか幻でも見ていたんでしょうね。
とりあえず、バアムお婆さんにはシェレカン様の祭壇にお祈りしてきたよ!とご報告。
すると、今へっぽこウォリアーが体験して来たことを全て知っているかのように語り始めるおばあさん。

後にムアラクさんは、長い放浪生活に疲れ果てたドリガンの人々に追放されてしまったんですね・・・?
ええ・・・。
解雇ですか。クビですか。
いやー、辛い放浪生活だとは言え非情ですねぇ・・・。
その結果、旅はもっと辛いものになったというのですから目も当てられません。
なんとまぁ・・・。

昔のドリガン民の放浪生活の中で起きた出来事。
少しだけその歴史を知れたへっぽこさんは、ドリガン放浪の歴史という知識を獲得出来ました。

さらに、頑張って歴史の勉強をしているへっぽこさんには、追加でボーナス話のプレゼントがあるそうです。
昔の話とは言え、受難続きのドリガン民話はもう結構おなか一杯なんですけどね。

指導者ムアラクを追放したのは間違いだったと気が付いたドリガンの人々。
しかし、彼らのもとを去ったムアラクさんの姿は発見出来なかったそうな。
その後、さまよい続けたドリガンの民は、祝福の雨が降る場所というのを発見。
奇しくも発見したのは、ムアラクさんの娘だった・・・
そして・・・
依頼主の何故なぜどうしてちゃんは・・・指導者ムアラクの子孫!!
うわぁ・・・
色々と複雑ぅ。

だから、彼女の母親は娘に昔の話をしたがらなかったんですね。
うーん。
で、ね。
こんな事情を知ってしまって、依頼主にどう報告します?
話しちゃっていいんですかね?
・・・。

話しちゃうみたいです。
でも、そんな話を聞いた彼女は、何より母の心情を慮ったようでして。
いやいや、素晴らしいお子じゃございませんか。

とりあえず疑問が解消された彼女は、今後母を喜ばせる為に頑張るそう。
本当、どこまでも出来たお子でございますわね。
ええ、ええ。頑張って下さいな。
へっぽこさんが話をしている間、こちらに一瞥もくれることなく作業に没頭出来る貴方ですからね。
きっと、大きな成果を獲得出来ると思いますよ。

最後に。
あらあら。
お礼にその辺で拾った物を寄こすんですね?
なんともまあ、子供さんらしいといいますか。
でも、子供さんにしてみればこれも結構な宝物なのかもしれないですよね?
それをくれるというのですから、へっぽこさんはその気持ちに涙が出そうですよ。
子供さんからの依頼に礼を要求する気はなかったんですけど。
ありがたく頂戴しておきます。

