奇術の才能

一体どこから湧いて出たのか分からぬ彼らと交渉し、どうにか依頼目標を達成していったへっぽこウォリアー。
何とか目的の人形の目も手に入れました。

後はこの目玉を炎が燃え盛る壺の中にぶち込んでやればOKな筈。
なんだか良くわかりませんが、みーんな燃やしちまう必要があるそうなんです。

壺の中に放り込まれた目玉がジュージューと音を立てて燃えて行きます。
燃えてるブツが目玉だと思うとジュージューという音も若干グロテスクな物に聞こえて来たりしますが・・・
ま、所詮お人形さんの目玉です。
何か適当な材料で出来ているものが焼けているだけです。

しばらくして火が収まると、人形は燃えていない?!そうな。
どういう仕掛けですかね?
ついでに何かメモ紙が出現したようです。
へっぽこさんはいつの間にか奇術を会得していたみたいですね。
火をつけたはずの壺の中から人形が燃えずに出てきて、さらにメモまで!
なんとすごい術でしょう。
でも、周りのお子様たちはノーリアクションですね。

そんなことより、炎の中より出でしそのメモ紙には、何か絵が描いてあったそうです。
人形を抱く笑顔の少女とその親。
絵に描かれた少女は何方なんでしょうね?

さらにその裏には一人で人形を抱く少女の姿が描かれていたと。
笑ってるそうです。
一体、この絵は何を意味しているのでしょう?

そしてそのまま、次の依頼へと繋がりました。
絵に描かれている子供の家に行ってみよう!
って、そんなのへっぽこさんが知るわけないじゃないですか。
こんな少ない情報だけで、この少女のお家が分かったらそれもまた奇術ですよ。

でも~クエストマーカーが見えてしまうというのもある意味奇術みたいなものかもしれませんね。
少女のお家の場所、分かっちゃいました。
マーカーが示したのは・・・レイブン警戒所の入り口あたりでしょうか?
あの辺にお家らしきものってありましたっけ?
ま、とにかく行ってみりゃわかります。

それより、どっかから突然沸いた君たち。
へっぽこさんのここでのお仕事は終わったみたいなんですけど・・・帰らないの?
もうへっぽこさん、次の現場に行っちゃいますよ?
・・・。
では、行きますねー?
それでは、なんやかんやお世話になりました。
お元気で~。
・・・。
ほんと、この子たちは何処の何方なんですかね?

