今は忘れられてしまった英雄
家族を失ってしまったラルカ。
日記に綴られた過去の悲惨な出来事を知るほど、言葉を失っていくへっぽこウォリアー。

残された者たちは、ラルカの家族を英雄だと称えましたが・・・
きっと、幼いラルカに必要だったのは、英雄などではなく、大切な家族だったに違いありません。

しかし、誰かがやらねば。
何より愛する家族を守るため。
ラルカの両親の行動は、英雄と呼ばれるに相応しい行いに間違いはないのですが・・・

一人の少女が残した悲しき英雄譚。
こうして、また一つドリガンの歴史を知ることになりました。

そっと日記帳を置いたへっぽこさんは、しばし茫然。
きっと、英雄などという存在の陰には、多くの人の人に言えぬ悲しみがあるのだとしみじみ考えさせられました。
しかし、ラルカさんはその後どうしたのでしょう?
日記には其のあたりの事は綴られていませんでしたが、その後の彼女が気になります。
さて、あまりの衝撃的事実を知ったことで、本来の目的を忘れそうになってしまいましたが、まだやることは残っています。
犠牲者のために花を供え、祈りをささげなければならないのです。

またしばらく、周辺の廃屋を探索するへっぽこさん。
するとある廃れた家屋の中で、この場に不釣り合いなものを発見しました。

床の隙間から顔をだした追慕の花。
名前からして、探していたものはまさしくこれですね。

そしてここで、知識も獲得。
忘れられた人たち。
今は忘れられてしまっているかもしれないこの集落の人々の戦いも、後のドリガン繁栄の礎になっているのに違いありません。
いつかこの話を多くの人々が知る事になれば良いのですが。

そして最後、依頼報告先として指定されたのは、この廃れた集落にあった祭壇。

月明りの下。
静かに花を置き、祈るウォーリア。
戦いの中、犠牲となった人々を追悼すると共に、二度とこんな悲惨な出来事がドリガンに降りかからない様に・・・

