シルバーを貯めよう

ある日のへっぽこウォリアーは、ふと、こんなことを考えました。

シルバーを貯めよう!
・・・?
それは何故か。
いや、特に明確な目標があっての事じゃなかったんですけど。
ただ何となくそう思ったんです。
長年、自転車オペレーションを続けて来た当家。
常に財政は火の車状態です。
少々お金が貯まっても、すぐに使っちゃう。
目標とする装備を強化している時などは仕方がないと思います。
しかし、そんな目標が無くても、今やカプラスちゃんなんてものがありますので、それを買ってしまったり。
いや、カプラス石ならまだ良いです。
あのアバターもちょっとオシャなんじゃない?とか思っては買ってしまったり。
始末の悪いことにほとんど冒険をしないサブキャラさん用にまで、これも良いかな?とか。
まさしく、気分次第の散財。
漠然とですが、そんなんじゃいかんと思ったのも当然かもしれません。
しかし、へっぽこなウォリアーも何のきっかけもなしにこんな無軌道な生活に突入した訳ではありません。
一体なぜこんな自転車オペレーションを初めてしまったのか。
そのきっかけは、数年前。
まだ真IIIアクセサリーさえ揃って居なかった頃にまで話はさかのぼります。
数年前。へっぽこさんは、欲しいものをとにかく我慢し、必死にモンスターを倒し続け、長い長い時をかけて20憶シルバーという大金を手にした事がありました。
今よりももっと稼げない時分のお話です。
それはそれは大変な苦労の末に手にした、当時の当家にとって間違いなく大金でした。

それもこれも、その当時ツングラドのイヤリング、そいつの真IIIってな奴が欲しいぞ。いや、ものすごく欲しいぞ。と考えた故の頑張り。
20憶シルバーという貯金額も、元手20憶シルバーくらいあれば、真III一つ位は出来上がるんじゃないか?(当時ツングラド耳の価格は大体固定の一個9500万シルバーだったので)
そう考えて設定した目標金額だったのです。
そして、その20憶を何とか貯める事に成功したへっぽこさん。
しかし!
結果は惨敗。
真IIIはおろか、真IIが一つ出来ただけという大爆死。
その真IIツングラドのイヤリングも最後見事に消えてなくなるという散々たる結果に見舞われました。
ええ、ええ。
確率ってそんなもんです。
出来ないときには20憶あろうが出来ないんです。
そんな事は頭では分かっていました。
分かっていましたが・・・
それからです。
へっぽこなウォリアーがまとまったシルバーを持たなくなったのは。
強化なんて出来る時には出来るもんだから。
何回も連続チャレンジしなくても良いんだから!
そんな自転車オペレーション上等な考えに染まって行ったのです。
ですが、だからと言って無計画な無駄遣いの言い訳にはなりません。
無駄遣いが自転車オペレーションの一環として組み込まれてしまった今。
そんな悪習を打破する為に、シルバーを貯めよう!と決意を固める事が必要だったのです。
ま、心のどこかで無駄遣いしても楽しければ良いじゃない~
と思う気持ちもありますが・・・とにかく、その決意から数か月(?)、必死に余計な出費を抑えて頑張ってみました。

そしたら、貯まりました。
これにハイデルの倉庫に預けてあるシルバーを足せば30憶ちょっと。
ええ、ええ。
過去20憶貯めた事があるのだから、今ならそれを越えなければおかしいじゃないと頑張った金額です。
なんやかんや結構大変でしたけど、とにかく無心に集めた30憶シルバー。
でも・・・使い道は・・・?
そりゃ、お金はあって困るものじゃありません。
これだけあればカプラス石だってそれなりに買えるでしょうし、アバターを買ったりしてクロンチャレンジをするとか、使い道はいくらでもあります。
しかし、それではある程度まとまった金額を集めた意味がありません。

もちろん、市場を覗けばいいなー欲しいなぁ。と思う品はあります。
ですけど、高すぎる。
攻撃力が上がっちゃうよ?と噂の錬金石代わりの心臓もこの時80憶シルバー近い価格。
30憶程度じゃ全然足りません。

ならば、自分で取りに行くしか!
と思っても、長いこと海に出ていないへっぽこさんは、ベルちゃんが出現すると噂の海域に行った事すらありません。
そんなド素人がボス討伐に参加して、運よく80憶近い物品をゲットするなど夢のまた夢。
そもそもがベルちゃんの出勤時間に冒険出来ないんですけどね。
てことで。
自力ゲットがほぼ不可能となれば、やっぱり買うしかないじゃない。
でも、お金が足りない。
また、ここから数か月間、必死に貯めれば・・・少しはベルの心臓を購入出来る未来が見えてくるかもしれませんが・・・
そこまで浪費を我慢し続けられるものかも疑問です。
既に、へっぽこウォリアーには、無駄遣いの禁断症状が出まくりやがっている状態ですので。
しかし、欲しいぞ。
攻撃力アップさせちゃいたいぞ!
ならばどうする?
ここでへっぽこなウォリアーはある一計を案じました。

ふと見れば、取引用倉庫には地道な頑張りの産物が。
いつしか怪人カーマスリビア男の取引用倉庫には、ナク耳なんかが結構な数貯まっていたのです。
当初、特に貯めておく気は無かったのですが、取引用倉庫ってアクセサリーがスタックしておけるじゃないですか。
だったらとりあえず入れて置けばいいかとそんな考えで。
それがいつの間にかある程度の数貯まっていたという訳です。
ちなみに、この写真は事後のものです。
本当はもう10本ほど余計に持っていました。
それにしても事後ってなんだよ?って話なんですが・・・
それは・・・

予備出来ました!
即売り出しました!
という訳なんです。
いやー、万年へっぽこ運な野郎もこの時ばかりは何故か行ける予感がしちゃったんです。
もちろん、真IV強化の辛さはへっぽこさんも身に染みて分かっているつもりです。
何せ昔、初の真IVナク耳を作った時には、真IIIナク耳を12個ほど消し飛ばすという地獄を味わっていますから。
あの頃は、強化成功確率の表示なんて無い時代でしたけども、だからと言ってその時無謀な低スタックで挑んでいたかと言えばそういう訳でもありません。
一度、へっぽこ運な野郎が本気(?)を出せば、真IIIアクセサリーを12個吹き飛ばす事など簡単至極なのでございます。
途中、他の物が成功したりしましたので連続失敗ではありませんけども、あの当時は本当終わりの見えないナク耳強化自転車オペレーションに泣きそうになりました。
我ながら、良く投げだしもせず頑張ったものだと思います。
単に諦めが悪いとも言うのでしょうが。
それがね。
今回はなんだか変に上手く行っちゃいましたよ。
ちょっと怖いくらい。
でも~今回の事で、今日は行ける!という自分の勘を信じなきゃダメだとつくづく思いました。
ま。そんな、今日は行けるよ!という勘が当たったのは今回初めてなんですけどね。
・・・。
とにかく、後はこいつが売れてくれさえすれば・・・

