墜ちたブラックスター

最後に話を伺ったのはこちらの女性。

彼女が言うには、捨てられた地に蔓延する疫病が始まったのは8年前。
やはりカルフェオン北西部に隕石が落ちた時期と重なります。
そして、灰色疫病と呼ばれるその病は、その北西部から来たものだと言います。

当然、その隕石落下が原因なのではないかと考えるところですが、多くの人々は当時カルフェオンと戦争中だったハイデルの仕業だと思っている?そうな。
そんなまさか。
いくら戦争中の相手とは言え、疫病を蔓延させるなんてね。
大体、どうやって未知の病を?
ハイデル勢はどこから持って来て、どうやって広めたというのでしょう?

しかも、そのカルフェオン首都への病の蔓延を食い止めたのがエリアン教だというのですから、猶更変な話です。
絶対裏がありますね?これ。

とりあえず、色々と興味深い話が聞けたところで、今一度二階へ戻りリュリックさんの元へご報告。
なんか妙な話が沢山聞けましたよっと。

するとどうやら、ハイデルの仕業だと喧伝したのは、当時のカルフェオン王。
ああね。
こりゃ完全に「ぷろぱがんだ」ってやつですよ。
幸か不幸か、その時たまたま起きた疫病騒ぎをハイデルのせいにしちゃったんですね。

ここで急にブラックスターとかかっこいい言い方になってますけど、巨大隕石の事ですよね?
見たものが結構いるということは、カルフェオン北西部に巨大隕石が落ちたって話は本当なんでしょうね。
しかし、そんな物凄いものが落っこちたのに、王様はハイデルのせいにしてすっとぼけたと。
なんかもうね。色々とアレですわね。

ですが結局、王制は倒れ、議会制になった。
すべての原因が隕石事件なのかはわかりませんけども、こんな胡散臭い事を王様がしていたら、そりゃ持ちませんよね。
でも・・・ハイデルのせいにした王様が実権を失っても、カルフェオン北西部は閉鎖されたまま。
・・・何故でしょうね?
単純に考えると・・・
カルフェオンにとってとんでもない利益になる何かがそこにあるか・・・
もしくは・・・逆に都合の悪いものがそこにある。
って感じがしちゃいますが。
どうなんでしょう?

