大きな業績
イリヤ島を経由し、べリアの海岸まで泳いで戻って来たわけなんですが・・・

あら。
アティドマンさんたら、まだそこでプロティ洞窟から流れ着いた植物を観察していらしたのね。
ここまでの流れからするとなんか変な感じになってる気もしますけど・・・
ま、この世界には、貴方一体どれだけドッペルゲンガーがいらっしゃるの?なんて思うほど、実は各地に同時出現しているんじゃないかと思える人物が多々存在しますのでね。
細かいことは気にしないでおきましょう。

それより最後に目指すべきはカルフェオンの図書館にいらっしゃるアティドマンさんです。
最後・・・かはわかりませんけども。
もう一回海底神殿に行ってこいってな展開が無いとも限りません。

とりあえずは、シクライア海底遺跡とその深層エリアで見てきた全てをアティドマンさんにお話ししました。
海底に地上同然の空間が存在しているなんて普通はちょっと信じられない話だと思いますけど。
しかし結局、プロティちゃん達も水中古代兵器も、ただ自分たちのテリトリーを守ろうとしているだけ。
アティドマンさんはそんな結論に達した様です。
たしかにね。
多分その通りなんだと思います。
テリトリーを侵犯しなければ、基本的に無害。
てか、この世界のモンスターや野生動物全てがそうだとも言えるんですけどね。
何時も本当の悪は人間様だったりするのかもしれません。

きっと本当はアティドマンさんも海底神殿を実際にその目で見たかった事でしょう。
この騒動に際し、プロティちゃん達の神様がへっぽこさんを呼んだのかも?なんて変なことを言ってますが・・・
そう言えばプロティの神って話だけで結局どんな姿なんだかわかりませんでしたね?
とにかく巨大なカズプロティさんの姿とかしていたら・・・ちょっとかわいi・・・
いや、怖いか。

そして、すぐさま危険な存在になるわけではなさそうだと言う事で、これから少しずつプロティちゃん達と古代兵器の調査が始まるようです。
プロティちゃんたちはそうかもしれませんけど、水中古代兵器はあそこ行きゃすぐこちらを殺りに来ますよ?
ま、基本的に彼らは海底神殿から出てこないだろうとは思いますので、行かなきゃ良いんですけどね。

とにかく大きな発見をしたと喜ぶアティドマンさん。
確かにね。海底深くにあんな空間があるなんてそうそう信じられるものじゃありません。
これって全世界に記録されちゃうの?
海底神殿を旅した冒険家としてへっぽこさんも?
正直そんなんどうでも良いんですけどね。
アティドマンさんが一人で見つけたという事にしておいて良いですよ。

そんでもって、へっぽこなウォリアーが海底神殿を旅している間、どこかその辺を調査していたアティドマンさんは、何やら不思議な物体を発見していたそうな。
その一つをご褒美にくれるそうです。

その品は・・・ああね。アクセサリーになるっていう噂のやつ。
相場を見ると、いつの間にか赤い奴のほうが高値になっているんですね。
実は、赤い奴のほうが入手し辛いんでしょうか?
とにかく、お有難うございます。

こうして、アティドマンさんの頭上からもクエストマーカーが消え、プロティ洞窟とシクライア海底遺跡を巡る一連の旅が終わりました。
若干、もう一回海底にいってこーい!と言われるんじゃないかと変な期待はしていたのですが、それは無かった様です。
こうして、また一つ大きな冒険を終えたへっぽこウォリアーでしたが、今回の旅でまだまだ自身の実力不足を感じる事になってしまいました。
世の中にはあの深層でバリバリ狩りしちゃってるZe!なんていう凄腕冒険家の方もいらっしゃると聞きますのでね。
そうする為にはまだまだ頑張らなくてはと思い知らされる結果でした。
深層でガンガン狩りをするには、まだまだ当分かかりそうな感じですが、何時かは・・・なんて密かに思うへっぽこさんでした。

