神の宿りし黒星
これで・・・

あれ?

ダメ?
何も思い出せませんか。そうですか。
・・・。

しかし、手紙を読んだモンスターさんは、何故か悲しい気がするとおっしゃいます。
おうおう。その調子で何か思い出せませんかね?

彼女が感じる喪失感は、彼女自身が無くした何かというより、もっと大切な何かを無くした誰か?のせい?
なんか良くわかりませんけど。
とにかく、その思いがある限りこの命を諦められないと言うモンスターさん。
いやいや、そんな簡単に命を諦めるなんていっちゃあいけません。
人間、生きてさえいれば、良いこともあるはずなのですから。
人間・・・?
今はモンスターなルックスになっちゃってますけど、きっと人間なんですよね?

結局、手紙を読んでも失われた記憶が蘇る事はありませんでしたが、どうやら少しは元気を取り戻してくれたご様子。
改めて失った大切な何かを取り戻すんだと思って頂けたようです。
そうそう。やるべき事が残っている以上、命を諦めるなんて言っちゃあいけません。

そしてここで、へっぽこさんも気になっていた話をして下さるそうです。
で?ブラックスターって何なんですかね?

まず彼女が言うには、ブラックスターは隕石でも黒結晶でもない。
あら。
隕石でもないの?
では、あの中途半端に浮いていたでっかい石は一体何だというのでしょう?
ま、一つ確かな事は、あの天文学者様が言っていた説、ブラックスターは黒き竜星座の3番目の星って話は完全否定されちゃいましたね。
あの学者様はそうだと断言していらっしゃいましたが。
やっぱね。
ですよねー。

そして、さらなる驚愕の事実。
ブラックスターには神が宿っている・・・?
え?ここで言うブラックスターってこの土地の事?
それとも、あの浮いている岩の話?
もし、この話が浮いている岩を指しているとしたら・・・中に神様が居る?
それって、ヤバいのが中に入った卵みたいに思えてくるんですけど・・・。
ま、へっぽこさんの思い違いなら良いんですけど。

しかしまあ、その神様とやら。
随分良い性格をしていらっしゃる様ですわね。
て言うか、えっと・・・
この展開ってまさか・・・
へっぽこなウォリアーがその神に挑戦しなきゃいけないパターンのやつですかね?
いや・・・まさかね。

