はちまん

　さてと今日は時間があるときに偶に出かけるリングウッドの森でのお話。




　偶に出かけた時くらいはと、例の戦士長をやっつけて回るへっぽこウォリアー。

　多少お堅めなので、若干倒すのが面倒な相手ではありますが、駿馬育成素材を結構な確率で落としてくれますのでね。

　頑張って倒しておりました。


　すると、この日は運良く生態知識がランクアップしてくれまして。

　めでたくパデュス戦士長知識のSランクを獲得出来ましたでございます。




　これで、パデュス族のカテゴリーもSランクで埋まりました。

　年中通う場所でもありませんので単に自己満足な話でしかありませんが、Sランクが並ぶと妙に気分が良いものなのです。


　で。

　リングウッドの森に足を伸ばした以上、折角なのでデイリー依頼なんかもやっていくかとパデュス族をぼこぼことやっていましたところ・・・




　あらま。こんなん出ました。

　もう皆さまご存じ、狩場のVIP会員になれてしまうという偉大なマルニの石が入っている箱でございます。

　
　いやー、滅多にお目にかかる品じゃありませんからね。

　まさか出るなど夢にも思っていませんでした。




　早速開封すると共に、知識も獲得。

　年中来る場所じゃないので、偉大な石を手に入れた云々よりも知識が得られたって方が嬉しいかもしれません。




　でもま、一応石も確認。

　えっと、確かフォレストロナロスは40,000ポイント（匹）集めると景品と交換。

　マンシャウムは景品交換まで60,000ポイント必要でした。


　てことは？パデュス族の場合には・・・




　はい。80,000ポイント必要です！


　・・・。


　カプラス石が報酬に頂けるデイリー依頼が、パデュス族600体討伐。

　仮に、毎日これをやったとして10日で6.000ポイント。

　100日続けたら・・・それでも60,000ポイント。


　・・・。


　心の底から「ないわー」と言う言葉が漏れたへっぽこさんでした。

完全感覚Warrior（？）

　突然ですが。




　ふらっふらの状態でこの世界に降り立ったあの日から五年近く。




　その間、戦って、戦って。戦い抜いて。




　ついにスキルポイントが2799へと到達致しました。

　これでウォーリア職のメインスキルと覚醒スキル、全ての技を取得することが出来ました。


　未だ、伝承？何それ美味いの？ってな状態のへっぽこウォリアーなんですが、一応これで長年目標に掲げていた課題を一つクリアした訳で御座います。

　それにしても、ここまで辿り着くのにとにかく大変でございました。




　スキルポイント総数が幾つを超えた辺りからかなんて忘れましたが、途中からア〇程上がらなくなったスキル経験値。

　最後の方はスキル経験値バフ獲得イベント（笑）の謎の騎士さんにも随分とお世話になったと思います。


　ま、今日はもう時間一杯って時に現れなさったりするので、常に当てになる存在ではありませんでしたけど。




　とにかくこれで、覚醒ウォーリアとして全ての技が完全な状態で繰り出せる様になりました。


　もっとも、スキルレベルを上げても一向に打撃力の上がらない物もあれば、一体これは何処で使えば良いのですか？的な全く使い道のないへっぽこさんには使いこなせないスキルなんかも山程あるには違いないのですが。

　それでも、やり切った感だけは得られたので良しとしましょうか。


　ですがこれで、今まで僅かながらも楽しみにしていたスキルポイント取得が今後一切意味がないとなってしまった訳でして。

　かといって、また新しいスキルが登場するかというとキーコンフィグ上へっぽこさんの能力的にそれも難しいのかなぁという感じも致します。

　達成感は得られましたが、これはこれでちょっと寂しい様な。

　そんな5年目の冬でございました。




　さて、お時間が余りました（？）ので別のお話でも。

　いまだに当家で不足している駿馬覚醒素材を集めるべく、へっぽこさんの代わりにカーマスリビアデイリーをせっせとこなすある日の雑多な戦闘係ランさん。

　ついでに、影の木の森で生態知識ランクアップも目指そうかと水場に降り立った所・・・


　そこには何やら見慣れぬ奴が。




　あああ。お、お前は！

　あまりに幻過ぎていつの間にやら絶滅扱いという話になり、ベア村出身のジェンセンさんから知識だけ取得出来る様になったという、イリュージョンの極みみたいな奴！水晶ワニちゃんじゃございませんか！！


　何時からここに？

　知識が得られる様になった時からでしょうか？

　いやぁ、気が付きませんでしたわ。




　それにしても、幻どころか結構な数居やがるというね。

　全然幻ではないじゃないですか。


　てか・・・なんか想像してたんとちがう・・・


　もっとこう、大き目な奴かと思っていたんですけど。

　ワニっぽくもないし・・・。


　ま、ここに居るのが分かったので、地道にやっつけていればそのうち生態知識ランクアップ出来そうな感じでございますわね。

　野生動物系って変にランクアップし辛い印象があるので、こいつもそう簡単には行かなそうですけど。

オデロン司祭の話

　エリアン教へ入信せよと勧誘されるかと思いきや、何やら様子の異なる雰囲気のオデロン司祭とのやりとり。




　司祭様は何やらお忙しそうですが・・・忙しい中でも何かお話があるみたいですね？




　まず、司祭様がおっしゃったのは、「おめぇみてぇな輩には宗教には向いてねぇよ。」という鋭いご指摘。

　いやまあ、何というか流石司祭様ですわね。

　その通りなのでございますよ。




　さらに、こんな男を何故ここへと案内したのか？と疑問を投げかけます。


　さあ・・・？

　なんででしょうね？

　あの女司祭様には、へっぽこさんがエリアン教徒になりたくて仕方がない様にでも見えたのでしょうか？




　で。

　オデロン司祭様には呆れられてしまったみたいです。


　呆れられたのは・・・？

　へっぽこさんでしょうか？それともあの女司祭様でしょうか？




　とにかく、あの女司祭様は何かを勘違いしたみたいですね？

　何をどう勘違いしたのか全く分かりませんけれども。




　要するに、間違いだったという事で、オデロン司祭には変に謝られてしまいました。

　いえ別に、司祭様のところに来ただけですのでね。大した手間でもありませんので。




　が。

　ここで突然オデロン司祭の口から信じられない様な言葉が飛び出しました。


　これって・・・脅かしてます？

　しゃべったらただじゃ置かないよ？的な。




　挙句に、エリアン教司祭に脅されたと騒ぎたければどうぞ。みたいな。

　そう言ったってどうせ誰も信じない・・・って。


　この司祭様、何やら相当な曲者ですよ？




　こんな話になってくると、あの女司祭は何を思いオデロン司祭に会えと言ったのか。

　一体どんな目的があったというのか・・・。


　何が起きているのか良くわからない状況なんですが、とにかくこいつは怪しいでございますよ？




　で？


　おわりかーい。


　えぇぇぇぇぇぇ～？？？？


　オデロン司祭に会えというから会ってみたら、何かの間違いでしたもう帰んな。と。

　そして、ここへ来た事を誰かに言ったらぶち〇ろすよ？って・・・。


　それで、何も分らぬままおしまい？？？


　いや、でもね。

　エリアン教がなんかやばいって事はわかりましたよ。


　それにしても、この辺のお仕事は何もかもが謎のまま中途半端に終わる感じなんですけど。

　最後には全ての謎が解けて行くんですかね・・・？

予想と違う展開

　何故だか理由は良くわからぬまま、エリアン教司祭のオデロン様と言う方のお話を聞きに行く事になったへっぽこウォリアー。




　頑なに入信を拒むへっぽこさんをさらに強烈なお言葉で勧誘しようと言う、エリアン教の作戦なのでしょうか？

　ま、だとしても入信する気は全く無いのですけれども。




　そしてこちらがそのオデロン司祭様。

　薄暗い中突然現れたへっぽこさんに少々驚いているご様子です。




　てな訳で、ここへ来た理由をご説明。

　あちらの司祭様に行けと言われただけで、詳細は良くわからないんですけれども。


　オデロン司祭は何か分かります？




　すると、何故だかへっぽこさんの姿をジッと見る司祭様。


　わたくし、何か様子がおかしいでございますかね？


　てか、何やら微妙に値踏みでもされている様な感じに思えますが・・・




　すると、突然話題を変えるオデロン司祭。


　村の外に出たことがあるか？という質問ですが・・・そもそもわたくし、村の外から来てますのでね。

　あれ？そういう意味じゃない？

　ああ、星の墓場に行ったことがあるか？と聞きたいんですかね？




　しかし、へっぽこさんが答える間も無いまま、何か一人納得したご様子なんですけど。


　星の墓場に行ったことがあるとしたら・・・何かあるんですか？




　あらあら。

　この感じからすると、オデロン司祭は星の墓場に何か用事があるみたいですねぇ？

　討伐依頼か、はたまた物探しか。


　てっきり、オデロン流のエグイ勧誘でもあるのかと思って来たのですが、なんか話が変わって来ちゃいましたねぇ。

他は全て虚像です

　熱心に入信を勧めるエリアン教の司祭様。




　しかし、流浪の冒険家にお祈りする時間など無いのです。

　どうやってこの話を断るべきかと考えていたのですが・・・




　わたくし、意外とハッキリものを申す人間だったようでして。

　お誘いはありがたいが。と微妙にクッションを入れつつも、はっきり「お断り。」とか言っちゃうみたいです。




　当然、純粋な気持ちで入信を勧めていた司祭さまはがっくり。

　ショックのあまり閉じた目が開かなくなってしまわれた様です。（おそらく違います）




　何故エリアン様を信奉しないのか？

　もしや他の神を崇めているのか？と疑問を投げかける司祭様ですが、この方もはっきりものをおっしゃいます。


　エリアン様以外の神は全て虚像である。と。


　あーあー。言っちゃいましたね。

　こういうのって場合によっては戦になったりしますからね。

　あまりハッキリとおっしゃらない方が良いかと思いますよ。




　ま、それだけ唯一神エリアン様を信じていらっしゃるという事なんでしょうね。




　そんな信心深い司祭様ですから、へっぽこさんの入信拒否は相当残念に思われたみたいです。


　でも、これは仕方がないんです。

　根無し草の冒険者が信じるものは、この剣だけなのです。（ちょっと格好つけてみた）


　という事で、ご期待にそえず、すみませんねぇ。

　また、機会がありましたら、その時はよろしくお願いしますですよ。

　ではでは・・・




　ぬぬ。

　司祭様、意外と粘りますね。


　何故にオデロンという司祭様にお会いしなければならないのですか？

　その方が、あなた以上に強烈な勧誘のスペシャリストだったりするんですか？




　本当はもうとっとと退散したいところなんですけど・・・お仕事続いちゃいました。

　てことは、あまり行きたくないなぁとかいくら思っても、そのオデロン司祭にお会いしなければならないんですねぇ・・・。

　面倒な話にならないと良いのですが。