影と短気とへっぽこさん
でも、すべてお芝居かもしれませんので油断は出来ません。

一応、へっぽこウォリアーが手に入れてきた研究日誌は役に立ちそうだとご満足頂けた様です。
それはそれは。
なにせ現場に居たエリアン教徒から直接手に入れた代物ですからね。
あ。
この話は忘れるはずでした。
今の発言は無かった事にしておいてね。

そして、よくわからない話を続けるシャドウナイト様。
もうね。
この方の話はどれもこれも良くわからんのですわ。
おまけに常に顔が真っ黒でいらっしゃいますでしょう?
表情からご発言の内容を読み取るってのも不可能なんですわ。

しかし、こっちが理解しようがしまいが、お仕事は淡々と続いて行くのです。
次の依頼報告先は・・・
あら。またあの短気さんですか。
じゃ、今度は短気さんを探しに行きますかね・・・

なーんて思ったら目の前にいらっしゃるじゃないですか。
あらまあ。
短気なアヒブさんもやっとシャドウナイト様の所までたどり着けたのですか。
いやぁ、悪いですね。先を越してしまって。
恐らくお仕事マーカーの出ないアヒブさんにしてみれば、ここまでたどり着くのに相当早かったとは思いますけど。

で、さっそくお話を聞いてみますが。
まーた、そんな感じなんですね貴方。
でも、もう大分あなたのキャラみたいなものが分かってきましたのでね。
今更そういう勢いで突っかかられても何も驚きませんことよ。

でも・・・えぇ?
約束?
・・・。
何かアヒブさんと約束しましたっけ?

ああ、約束・・・ってシャドウナイト様に言われたのね?
もう、皆が勝手に話をするもんだから、訳がわからない状態になってますよ。
で?
仕事を任せたけど信用出来なかったって誰に言ってるの?

これは・・・へっぽこさんに言ってるのかしら?
証拠を探してこいと言いながら信用していなかったと?
ああね。
でもね、こちらも信用されて仕事を任されてるなんて、これっぽっちも思っていませんでしたから!
残念!

だから結局、あの場から居なくなってウロチョロしていたって事なんですね。
ま、好きにすればいいですけど。
とにかく、変な空気になってきたのは確かですから、とっととこの場から退散した方が良さそうでございますわね。

