色褪せた交換日記

そんな物が一体何処に・・・?
あ。
これ?

トリード様の傍らにあった小さな机とキャビネット?
トリード様がこの机を使うとは思えませんので・・・嘗てブロリナ女王が使っていたものなんでしょうか。
そして確かにその上に色褪せた交換日記がありました。

しかしまあ、古書過ぎやしませんかね?
この日誌が使われていたのはどれ程昔の話なんでしょうね?

さて、それより気になる中身です。
しかし、トリード様曰く、姫が仕掛けた謎を解いたら中身を見せてあげる♪という事で、早速これ問題ですかね?
・・・星の数を答えろ?

で、この問題というのが、正しい星の数をちゃっとうぃんどうに打ち込めというやつでして。
星の墓場辺りから登場した新しいパターンのクリア方法ですわね。
それよりお前、よく答えが分かったじゃん?とかお思いになりますよね。

いや・・・さっぱり分からなかったので適当な数字を相当数打ち込んだだけと言うね。
はい。バ〇のやり口です。
結局、正解の数字が何を表しているのか最後まで分からなかったのですが、ずいぶん後になってどこぞの聡明な冒険者の方の話で答えを知りました。
これ、冒険者ごとに多少回答が異なる場合があるんですってね。
何故ならそれは、この世の冒険者一人一人には、生まれの星座なんてものがあるものですから。

限りなく低能なやり口でこの難問を突破したへっぽこさん。
嘗ての姫お二人もまさかこんなア〇なやり方で謎を突破されるとは考えてもいなかった事でしょう。

日記は、これから壮大な物語が始まるかのようなオープニングを迎えましたが・・・
この語り部は一体誰なのさ?と。
これ、交換日記だった筈でしょう?
このオープニングを幼い姫二人が、ノリノリで書いたとは思えないんですけど。

