戦いのオーラ

　やっとの事でアーチェル警備警戒所へ辿り着いたものの、中へ入れて貰えないへっぽこウォリアー。




　カルフェオン使節だろうがなんだろうが、お仕事を手伝わない奴は入場不可って事ですかね？

　いつからそんなシステムになったんでしょう。




　なんだか良くわかりませんが例の白い灰の脅威を遠ざける為に、虹蜺ハチドリの尾羽が必要なんだそうです。


　ターゲットはその辺にいるどうでもいい鳥なんで退治するのは構わないんですけど、あの野郎へんに空から降りてこなかったりするのが面倒なんですよねぇ・・・

　へっぽこさんは遠距離攻撃的なものは苦手なので、空に浮かんだままでいられると手出し出来ないんですけど。

　なんていうか非常に面倒くさい地味に手間がかかるといいますｋ・・・


　はい。すいません。

　尾羽集めてきます。




　そして頭上を飛び回る虹蜺ハチドリに対し一所懸命剣をブンブン振るいまして、どうにか尾羽を集めてきたへっぽこさん。


　これを？そのミニ守護塔みたいのにのせてやればいいんですか？


　てか、こんなミニ守護塔って何時からここにあったんですかね？

　お土産品として売ったら結構人気でそうですよ、これ。


　で？

　尾羽をのせてみましたけど・・・


　なんにも起きませんね？




　嘘？

　なにお？このやろう。




　ああね。

　戦っている姿を見ればそいつが何者か分かっちゃったりするんですね？

　流石警戒所の警備隊員（？）さん。そんなお姿ですが、結構優秀な方なんですねぇ。




　どうやらへっぽこさんの事をカルフェオン使節を騙る実はアヒブなんじゃないか？って疑われてたみたいですけど、わたくしみたいなアヒブなんて居るんですか？

　今まで見たことのあるアヒブさんは、皆さん女性でしたけど？




　まあ、アヒブ側からしても、ガネルとカルフェオンが手を結ぶと面倒な事になると考えているでしょうからね。

　実はへっぽこさん、監視されてたりするんですかね？




　に、偽物ぉ？

　もし本当にそんな偽へっぽこがこの辺をうろついているんだとしたら、探し出してとっちめてやりますですわよ！（逆にとっちめられたりして）




　と、門番さんとくだらんやり取りをしているところへ闇精霊ちゃんが出て来ました。


　なんか一人愉快そうですね、貴方。

　完全に面白がってるでしょう？


　とりあえず、警備警戒所に入ることは許されたので良いですけどね。