戦いへ向かう道

ですが、ルシエル・モネト隊長の心の中には、「星の墓場の騒動を今すぐどうにかするなんて出来ねぇだろ?」という考えがあるのではないかと思います。
それが証拠に、特にこの件について行動してこいという依頼はありませんでしたから。

白い灰の問題を解決なんて出来ないだろ?
じゃ、帰れ。
これが言いたかっただけなんでしょうね。
しかしまあ、オリフィアさんまで毛嫌いされているのは何故なんでしょう?
女王の足になろうなどと、常に余計な事をしやがる輩。
そんな扱いなんでしょうかねぇ・・・?

しかし、帰れと言われたのでじゃあ帰りますという訳にも行かず。
とりあえずオフィリアさんと再度合流。
全く相手にされませんでしたけど、どうします?
と相談してみました。

どうやらオフィリアさん的にもルシエル隊長の態度は予想出来るものだったみたいでして。
おそらく先に到着し、お膳立てをしようとした時点で相当嫌な対応をされてたんでしょうねぇ・・・。
お仕事とは言え、お辛い立場で御座いますわね。
ちょっと同情します。

そして、オフィリアさんはここまでカーマスリビア各地を見てきてどう感じたか?なんて質問をへっぽこ使節にぶつけます。
いやまあ・・・なんというか。
平和そうに見えて意外とピリピリしてる感じと言いますか。
それより、今のブロリナ女王体制になるまでの道のりがね。
想像出来ない位、かなりのヘビーな歴史だってのが驚きでしたけど。

首都の街並みや各地の景色を見ているだけならその通りなんですけどね・・・

しかし実際は、多くの傷を抱える地であると。
カルフェオンはこの戦いに耐えられない・・・
下手に手出しをすれば、カルフェオンも大きな傷を負うことになると言いたいんですかね。
ま、なんとなくわかりますけど。

しかしね。
苦難の末に今この国を治める立場となったブロリナ女王の要請を無下に断るというのもね・・・
いや、この際カルフェオンとしてとかはどうでも良くて、あくまでへっぽこさんの個人的な気持ちの話なんですけどね。
カルフェオン使節としては・・・どうしたら良いんでしょうねぇ・・・?

そうそう。
問題はきっとそこなんですよ。
カーマスリブの光を取り戻さないまま、カルフェオンの支援を受けてアヒブとの闘いに注力してしまえば、それは先代アメリア女王が歩んだ道と同じになってしまいますから。
幾多の苦難を乗り越えてきたブロリナ様がまさかアメリア様と同じ間違いを犯すとは思えませんが・・・
でも、カルフェオンに軍事援助を要請したわけですしね・・・。
ブロリナ女王のお考えが気になります。

