アイネルという名

オフィリアさんの話からすると、今回の軍事支援要請は断るべき。
そんなお考えに聞こえるのですが・・・

とここで、もう一つ気になっていたあの件についてオフィリアさんから語られる事となりました。
何故、女王側近として働くオフィリアさんが、ルシエル隊長に毛嫌いされていたのか?という疑問です。

何故ならそれは、オフィリアさんが罪人であるから・・・
??
度々出てくる雹印という言葉の本当の意味はわからないのですけれども、言い回しからすると罪人である証拠という感じでしょうか?

しかも、驚く事にその罪人たる証というのが「アイネル」という名なのだそうでございます。

どうやら「アイネル」の名は先代女王アメリア様の誇る精鋭部隊に与えられていた名だそうでして。
つまりは、先代女王派。
つまりは、先代女王を排斥した現政権からすると、逆賊という扱いになるのでしょうか。
あら・・・

しかしそうであれば、なぜ先代女王側近であるオフィリアさんが、ブロリナ女王の下で重要な職務についているのか?が疑問としてわいてきます。

さらにここで黎明の帰国が成された背景についてもお話し頂けました。
どうやら、今回の軍事支援要請のきっかけともなったカルフェオン危機の当時、カーマスリビアからの支援軍を派遣したのは先代アメリア女王。
ちょうど軍が出払っているその時期に帰国したのがブロリナ女王。
ん?
預言者トリード様のお話によると、カルフェオン支援軍を出したのはブロリナ女王になってからという話だった気がしますが?
ちょっと話が前後している様な気もしますが、詳しい事はわかりませんね。
しかし、この話の通りならば、ブロリナ女王としてはこのタイミングを(政権交代の為に)逃してはならない好機とお考えになった事でしょう。

そんな事など知らないカルフェオン遠征を終えたアメリア精鋭部隊。
しかし、そのころ既にカーマスリビアの政権は交代した後。

つまり、アメリア女王の精鋭部隊は、帰るべき国を失った・・・と。
・・・。

同族に攻められる悲劇は免れたとは言え、政権交代が行われれば、先代女王の為に働いていた「アイネル」に居場所などあるはずもなく。
残されたのは、黒い花の女王の手先としての烙印・・・

