記憶喪失の長老
元首都グラナ勤務の司祭様、ノルン・フェザーラスさんの証言。

先代アメリア女王に首都を追われた彼らは、一体何を思ったのか。
そして今、ブロリナ女王の治世に何を思うのか。

精霊研究を行う司祭たちを追放するにあたって、アメリア政権の公式発表では、ベディルとの闘いに注力する為というのがその理由らしいのですが、これはきっと表向き。
自身が推し進める政策に余計な口を挟まれる事を嫌ったアメリア女王が邪魔者を追い払ったと見るのが妥当でしょう。

しかし、ノルンさん自身は、大変な首都暮らしから解放されて良かったと思っていた様です。
あら。
首都暮らしの司祭様って意外と過酷な労働環境だったりしたんでしょうかね?

それに、今となっては、ブロリナ女王のお傍にはルトラゴン長老という方が居るので、自分の様な元司祭は必要ないと思っていらっしゃる様です。
ルトラゴン長老?
多分、その方とは一度もお会いした事がありませんね。
ルトラゴン・・・首都でオフィリアさんにお話を伺った時にも出てきたワードですが・・・
女神の息子たちの世界と呼ばれる別世界アドウィルから来た人だとかなんとか・・・
有名なカプラスさんもそこから来た人だったんでしたっけ。

しかも、そのルトラゴン長老は記憶喪失なのだとか。
ふむ。
記憶を失ったルトラゴンという名の長老がブロリナ女王のお傍に仕えている・・・
なんだかちょっと気になりますわね。

とにかくその長老が女王のお傍に居るかぎり、じきにカーマスリブの光も取り戻せるでしょう。と元司祭さまは考えていらっしゃる様です。
だから、今の首都に俺の仕事は無い。

で?
それよりバルタラ山へは登ったか?
・・・。
これってまた寄り道フラグなんじゃないんですかねぇ・・・
まったく。へっぽこさんは親書配達という重要任務の真っ最中なんですけど。

一体何の話かと思いきや、祭壇のミルフォードさんにイチゴの花がさいたよ♪って伝えといて!・・・だとぅ・・・。
ま、でも。
もしかしたらこれは暗号か何かなのかもしれませんよね?
この秘密の言葉を言った者に、内緒の大事な話をしてくれるとか。
・・・。
だと良いんですけど。

