姫なりの戦い方

するとトリーチュアさんが妙な詩(?)を披露なさいました。

詳しいことはわかりませんが、どこかから移住してきたガイピンさん達は、古代精霊オギエールにただならぬ恩義を感じているって感じですかね?
やはり、オギエールの力添えでこの地に移住出来たという話なんでしょう。
それはそうとして。
ところでキャサリン姫の話はどうなりましたかね?

そうそう。そのぷよぷよですよ。
幼き姫に対して若干失礼な感じの呼び名ですけど。
一応、試練はクリアしたという話な筈ですが、その時の話ですかね?これ。
当然、あのク〇硬いやつとク〇回避の戦士と姫様が戦うってのは無謀極まる話ですわよね?

あら。
意外と冷たい。
トリーチュアさん的には、見殺しですか?
酷い話ですわねぇ・・・
でもでも。姫はどうにか試練を突破したんですよね?

正面から向かえないので・・・がまんした?
んん?
がまんって?
相手が隙を見せるまでひたすら我慢して待ってたとかでしょうか?
んで、隙を見せたところを見計らって石を投げるとか?
3000発くらい投げれば行けますかね?

は・・・話を聞かせた・・・?
まさかの対話作戦ですか?
しかし、感情のない戦士にお話しを聞かせるという手法は通用するんでしょうか?

柱の後ろに隠れながら大声でねぇ・・・
こりゃとんだ迷惑行為ですわね。
そりゃ、感情のない戦士も距離を開けますわ。
そこですかさず投石!
ではなく、追いかけて行ってまた話しかけたって事ですかね?
しかし、やられる方にしてみれば意外とキッツイかもしれませんね。この作戦。

しかも、一晩中これを続けたと。
一晩中話を聞かせて、夜明けと共に帰っていく姫。
ああ、ある意味夜襲の類ですね。(?)
相手の睡眠を阻害するというのは実に理にかなった戦法です。
感情のない戦士が果たして寝る必要があるのか分かりませんけども。
しかし、ある朝姫は帰って来なかった。
んん?

あれま。
お友達になっちゃった♪
いやぁ。
雨垂れ石を穿つとは言いますけど、まさかこんな方法で感情のない戦士を篭絡するとは。
まさしく初志貫徹。
幼い方ながらもキャサリン姫、大した人物です。

