やっとこ首都へ
ガイピンラーシアの守護者トリーチュアさんからそんな話を聞かされたへっぽこウォリアー。
するとまた、こいつが口を挟んでくるんです。

おやまぁ。珍しい。
闇精霊ちゃんともあろう者が、粘り強いなどと他人を認める様な発言をするなんて。
いやでもね。
幼い姫君がそれを成し遂げたってんですから、本当に凄いと思いますよ。

かと思えば、もう次の話ですか。
君の相棒になった覚えは一切無いんですけどね。
それにしても次の日誌って。
まるで次の日誌があると決まっているみたいな言い方じゃないですか。
ですがまぁ・・・あるんでしょうね。

だから次は身近な人間にあたってみよう。ですか。
合理的っちゃあそうなんですけど。
そういえば、初めて姉妹なんて言葉が出た様な気がします。
やっぱりアメリア様、ブロリナ様、キャサリン様の3姉妹って事なんでしょうか?
ま、言っているのが闇精霊ちゃんなんで、ホントのところはどうか確定したわけじゃないんですけれども。

てことで、やーっと長い長い道草から解放されて、首都グラナヘ向かう事となりました。
ただ。
どうせ親書を届ける必要もあるだろ?って・・・
これだけは闇精霊ちゃんらしくないですわね。
そんな配達業務なんてやらなくてイイっしょ。
なーんて平気でぬかすのが君なはずです。
とにかく、遅れに遅れた親書配達業務がやっと終えられるという事で、愛馬を飛ばし急ぎ首都グラナヘ。

それこそ転がる様な勢いでブロリナ女王の元へ向かいました。
てことで、遅れてすみません。
てか、ずいぶんとお久しぶりな気が致します。
何せ、前回おもいっきり逆光でそのお姿が全く見えませんでしたので。
そんなことより親書です。
本当に遅くなって申し訳ございません。

はいはい。
その通りなのでございます・・・が・・・
大丈夫ですかね?
なんていうかその・・・内容的にへっぽこさんの首が飛ばされたりしないで済む話かな~とかって・・・ね?

しかし、ブロリナ女王の反応は意外な物でした。
今はカルフェオンの親書どころの話じゃない?
えっと・・・国家間のお手紙より大事って何ですか・・・ね?
いや別に、へっぽこさんとしては、
何か大変な事でもあったんすか?
しかし、実際に見てほしいとおっしゃるという事は、アヒブが攻めてきた!とかではないですか・・・ね?
一体、カーマスリビアに何が起きたと言うのでしょう?

