あの男の血脈
そこには、命を落としたキャサリン姫が最後に残した日誌が置かれていました。
これが最後の日誌と言われると、おいそれと手を伸ばして良いものかと少し躊躇いを感じるへっぽこウォリアー。
ですが、読まなければ話は進みません。
最後の日誌を手に取り、中を確認するへっぽこさん。

日誌は、どうにかしてオーウェンさんを、ここイアナロスの野に連れて行かなければならないと苦心するキャサリン姫の言葉からはじまりました。
幼いころのオーウェンさんは警戒心旺盛で、なかなか上手く行かなかった様子です。
それより、オーウェンさんがイリア島からやってきたという話になっていますが・・・
オーウェンさん達ご一行がそういう事にしていたんでしょうね。
流石に、異世界から来ましたと言うわけにいかないですから。

さらに、オーウェンさんと話をするのさえ難しかったという話ですが・・・
やはり異世界から来たという話が本当だとすると、単純に言葉が通じなかったのかもしれませんね。

しかし、何故ここまでキャサリン姫が頑張る必要があったのか。
もちろん、カーマスリブの光を取り戻すためというのは分かりますが、その為に何故オーウェンさんをイアナロスの野に連れていく必要があったのか?という点が謎です。
姫は精霊アタニスから一体どんな話を聞かされていたのでしょう?

オーウェンという名は、精霊語で鍵という意味だという話でしたが・・・
幼きオーウェンさんは、一体どんな存在で、どんな力を持っていたというのか。

それについての詳しい記述は無いまま、キャサリン姫の苦心した様子が綴られています。

そして月日は流れ、やがて親友と呼べる程までに絆を深めたキャサリン姫とオーウェンさん。
ある日、オーウェンさんの口から妙な言葉が出たそうな。

??
こりゃ確かに妙ですわ。
しかし、異世界の言葉かもしくは精霊の言葉としては何か意味があるに違いありません。

その妙な言葉は、顔も見たことない父親の日誌に書かれていた言葉だったそうです。
しかし、ここでキャサリン姫はある事に気が付いた様子なのです。
それは・・・

混沌の元凶である「あの男」の血が流れている・・・
あの男?
・・・。
とにかく良くわからない話だらけで良くはわかりませんけど・・・
これって、異世界アドヴィルとか、女神の息子ルトラゴンとか・・・さらにカプラスさんとかって・・・
あの辺の話が全てオーウェンさんに繋がっているという事なんでしょうか・・・?

