変化の風

　再びブロリナ女王の元へと向かうへっぽこウォリアー。




　図書館で調べものをして位では状況を理解したというには程遠い気もしますが、以前ご神木に悪さがされていたというのは分かりました。




　女王様がおっしゃるところによりますと、ご神木になされた悪さは今現在も何かしらの悪影響を残しているらしく。

　楽器精霊さんが泣いちゃってたと。

　ふむ。




　しかし、何らかの異変は感じていても、女王様の方でも具体的にそれが何かはわかっていらっしゃらない様子でして。

　これはちょっと調べてみる必要がありそうですわね。




　しかもこの話はトップシークレット。

　無用な動揺を招かぬ様、秘密裡に調査を進める必要があるそうな。


　ま、そう言った意味では外地人ウォリアーであるへっぽこさんが適任ですわね。




　てことで、まずは楽器精霊さんと交信しているサピア・デュセスさんを訪ねてくれと言われました。


　・・・サピアさん？




　首都グラナの中にいらっしゃる方らしいのですが、サピアさんって何方でしたっけ？

　とか思いながらとりあえず移動。




　すると、ああ！

　以前お会いした事のある方でしたね！

　精霊系の言語学者様ね。


　普段あまりご縁の無い方でしたので、すっかり忘れていましたよ。ごめんなさい。