同盟
長く続く騒動の最中、駆け付けたもう一人の兄弟ルトラゴン。

いま、3種族の未来をかけた重要な会談が始まろうとしています。

まず口火を切ったのはアーチェル軍事代表ハセル・アゼリエラーさんでした。

彼女は、ルトラゴンという強力な味方を得た今こそ、アヒブを叩く好機であると力説します。
・・・さすがイケイケドンドンな感じのハセルさんらしいご意見でございますわね。

しかし、軍事代表の意見に耳を傾けつつも女王さまは冷静です。
続いてレンジャー軍事代表ヘレリンス・ザナさんに意見を求めます。

ヘレリンスさんは事態を冷静にみる必要があるとおっしゃいます。
アーチェルとレンジャー、同じ軍事代表でも大分意見は分かれますね。

何より戦になれば多くの犠牲が出る。
徒に事端を滋くする事は得策ではない。
ご尤もなご意見でございます。

軍事代表二人の意見を聞いた女王さまは、最後にルトラゴンさんに話を聞きました。

この世界で争う姉妹の様子を異世界から見ていたという彼。

ここで彼はルトラゴンはガネルの味方であるというお立場を表明なさいました。
つまり、反アヒブ同盟。
ガネルとルトラゴンは手を取り、堕落してしまった兄弟の齎す脅威と共に戦っていくという宣言であります。

だが、その為には異世界アドヴィルよりルトラゴンの軍勢を呼ばなくてはならない。
しかし、それを阻止しようと画策するアヒブ・・・
なぜアヒブがご神木カーマスリブに呪いの呪印を施すのか。その理由が分かって来た気がします。

