警告を無視する闇精霊
すると、その話を聞いていた闇精霊ちゃんがまた口を挟んで来ました。

影かすみ草は戦場に咲く不吉な花。
さらに闇の精霊を抱いている者を探す何者かの存在。
そんな話を聞いて変な食いつきをみせる闇ちゃんでございます。
もうね。なんか嫌な予感しかしません。

案の定、一人勝手に盛り上がっちゃってますねぇ・・・。
俺たちの事だな。って部分はまだ、そうかなぁ?とか思いますのでね。良いですけど。
俺たちが一番強い?
いやいや、世の中にはもっと凄腕の冒険者がいらっしゃいますから。
それに、闇精霊ちゃん。君は強かった事があったかね?
過去、へっぽこさんにも負けてるくせに。
ま、コソコソ逃げ回る訳にはいかない!とか言っちゃうメンタルだけは一丁前な感じですけど。

そして彼は、やはりというか完全に変な興味を持ってしまったのでございます。
するなと言われたらもっとしたくなる?

そんでもって、闇ちゃんがへっぽこさんを相棒呼ばわりしだすと、大体ろくな話にはならないのです。
タリバルの糸をさがそうze!
??
いやいや。オーウェンさんは?
ラフィーさんには、我々が先にカーマスリビアに入って彼女を探すって言っちゃいましたけど?

え?え?
オーウェンさん探さないの?
このまま無視して先を急ごう!ってか?
大体、ラフィーさんにそういう提案してみれば?って言いだしたの闇ちゃん貴方でしょう?
・・・。

しかし、闇ちゃんに対しいくらなんでもそんな勝手な・・・と思おうが思うまいが。
物語の行方を決めるのに、大体の場合へっぽこさんには何の決定権も無いのです。
話は勝手に知恵の古木のオビーベレンさん行きに決定。
・・・。
ラフィーさん・・・オーウェンさん探しをしなくてごめんね。

こうなっちまったものは仕方がないと次は知恵の古木へ。
タリバルの糸についてオビー・ベレンさんがなにか知っていると良いのですが。

