奴隷たちの列

　奴隷に携わる謎の商売を営む芸達者業ルシオさんから、情報料1億シルバーを吹っ掛けられてしまったへっぽこウォリアー。




　ここは当家財政の豊かさを見せつける為、ポンとお支払いしたいところなんですが。

　元々、ない袖は振れないのでございます。


　なので、とりあえず

　「情報料に1億シルバーとか冗談っしょ？（笑）」

　とか、かましてみることにしてみます。




　すると、これが上手く行きまして。


　てか、情報は最初から教える気がなかったみたいなので、上手く行ったとは言えないのですが。

　とにかくお金は払わずに済んだのでヨシ！。




　しかし、困りましたね。

　アヒブの財産である奴隷について情報を明らかにする事は出来ない。なんて言われてしまっては。


　てか、「キッキッ」ってその笑い・・・

　見かけは人間ぽいですけど、中に何か違う生物が入ってるんじゃないですかね？この人。




　そして、一人勝手に奴隷商人の心得的なものを語り始めちゃいました。


　・・・。

　へっぽこさんは奴隷商人になるつもりは全くもってありませんので、そんなものを教えて頂いてもク〇の役にも立たない困っちゃうんですけど・・・


　ま、とにかく10億シルバー持ってこられても教えてあげないよ♪

　ですって。


　うーん・・・それはそれで困るんですけど。




　さて、そんな怪しい生業のルシオさんとのやり取りを経て、奴隷の果てしない夜という知識を獲得。

　それと同時に闇精霊ちゃんが出てまいりました。




　出てくるなり、「ここはなんて最悪の場所だ！」と抜かす闇ちゃん。


　ええ、ええ。

　最悪もいいとこですわよ。

　結局、ドスリアさんとやらの居所も掴めませんし。


　てかね。

　キッキッ！だのキキっ！だの、どいつもこいつも変な笑いをしくさりやがりましてね。

　笑ってる場合じゃないってんですよ。へっぽこさん困ってるんですから。




　さらに、この港の何よりの疑問を口にする闇ちゃん。


　こんなに奴隷を集めてどうすんの？


　どうすんの？ってねぇ・・・

　アヒブが何を考えてるかなんてね・・・そんなん知りませんがな。


　まあ、機械の体をくれてやるとか言って人を集めて、実はその人たちから生体エネルギーを抽出しちゃうとかそういうのではないと思いますけど。




　しかし、疑問があるならば・・・確かめるしかないっすよね？


　まずは奴隷たちの行列の先に何があるのか。

　それを見に行こうと。

　OK。OK。


　まぁ・・・行列の先に幸せな楽園が待っているとは、到底思えないんですけども。

情報料

　奴隷として連れてこられたらしい、カルフェオン出身のドスリアという人物を探すへっぽこウォリアー。




　聞いた話によると、このルシオさんがその行方をご存じの筈なのですが。


　ところで、この方の職業（？）、カリチャー芸達者って何ですかね？

　一体、何の芸が達者なのでございましょう？




　とりあえず、ドスリアさんの行方をお尋ねしてみたのですが、何やら忙しいらしくあまり取り合ってもらえません。


　ああね。

　奴隷として連れてこられた人々の対応で手いっぱいな感じなんですね。


　しかし、連れてこられた人々に、条件をのんでここへ来たんだろ？なんて言ってますが。

　奴隷って契約制でしたっけ？

　わざわざ契約して奴隷の身分になろうとする人がいるのかしら？




　そう言われた奴隷候補？さんは、「おもってたんとちがう・・・」と言いながら帰りたいご様子。

　奴隷として契約したという話が本当ならば、どんな想像をして奴隷になろうとなんて思ったのやら。




　おまけに、そんな奴隷候補さんを説得するかの様なルシアさんの言葉もなんだか怪しげです。


　奴隷になれば大邸宅で贅沢な暮らしが出来る・・・？


　でも、身分は奴隷なんですよね？

　現に、さっき足枷をはめられた奴隷らしき人の姿もみたんですよね？

　決して人が羨む様な待遇には見えなかったんですけど？

　そんな疑問をルシオさんにぶつけてみましたところ・・・




　ここでやっと、へっぽこさんの言葉に耳を傾けて下さいました。


　足枷の奴隷は無視しろってったってね？

　嫌でも目につきますわな。


　てか、そうですよ。

　へっぽこさんは奴隷候補の人じゃないです。

　今更気が付きましたか。




　だからですね。

　ドスリアさんって方を探しているんですよ。




　ルシオさんなら、その方の行方をご存じだと聞いて来たんですけど。

　てことで、ドスリアさんはどちらにいらっしゃいますかね？


　しかし、ルシオさんの返答は・・・




　なんでお前に教えてやらにゃいかんのだ？

　なにお・・・　


　知らない？

　いや、教える気がないって感じでしょうか？




　お前はカリチャー商団の人間じゃないだろうって？

　そりゃそのカリチャー商団ってな団体は今初めて聞いたくらいですのでね。

　へっぽこさんは、カリチャーの人じゃないですけど。


　あれ？

　カリチャー芸達者って、カリチャー商団の芸達者って意味ですか。

　それでも、商団の芸達者業って意味わからんですけど。




　でも、1億シルバーくれたら考えてやらないこともない♪


　えぇ・・・

　1億シルバーって当家にとっては安い金額ではないんですけど・・・

　とりあえず、でぃすかうんとぷりーずって言ってみましょうか？

ドスリアの行方

　光明の黄金船でのすったもんだはアタラクシアさんにお任せして、彼女が探しているというドスリアなる人物を探しに行くことにしたへっぽこウォリアー。




　黄金船から桟橋へと戻ってきたところで、「連れてこられた人間」なんて人を発見。

　ここでもアヒブの方となんか揉めてますね・・・


　さきほどまで特に気にしていなかったので気づきませんでしたが、やっぱりこのここはヤバい港？

　まあ、最初から雰囲気的に変な感じはしていたんですけども。




　とりあえず、そんな変な雰囲気の港に物凄くマッチしていらっしゃる拠点管理人さんに話を伺います。

　ドスリアって人・・・ご存じだったりしますかね？




　あら。ご存じ。


　てか・・・ドスリアさんってカルフェオンのスラムから連れて来られた人・・・なの？

　えぇ・・・？

　アヒブって、カルフェオンの人をさらって来て奴隷として使っちゃってる感じ？？


　・・・。




　とにかくそのドスリアさんという方は、検査を受けた後にルシオさんという人に引き渡されたそうな。

　藍色の審判を受ける為に。


　藍色の審判ってのが何のことかわかりませんけど、奴隷にされた挙句に受ける審判ですから、碌なものじゃない気はしますが。




　とりあえず一つ情報を掴んだへっぽこさんは、さらなる情報を求めて港周辺を移動。

　その途中、まだご挨拶の済んでいない方々に声をかけてみましたが。




　厩舎番さんなのにへっぽこさんを無視ですか。

　これじゃ厩舎のサービスが受けられないじゃないっすか。




　さらに続いて話しかけたこの方もダメ。

　この港は結構冷たい人が多いですわねぇ。


　ま、焦っても仕方ないです。

　クエストマーカーに従い、次の情報提供者の元へ。




　するとその方は、拠点管理人さんがおっしゃっていたルシオさんその人でした。

　どうもどうも、初めまして。




　てことで。

　拠点管理人さんの話に間違いがないのならば・・・

　この方がドスリアさんの行方をご存じの筈。

人探し

　奴隷船だという光明の黄金船に単身乗り込み、影の騎士団相手にドタバタとやっていたダークナイトのアタラクシアさん。




　どうやら、何方かお知り合いをお探しだった様で。


　ドスリアさん？

　何者ですかね？その方は？


　名前の響きからすると、少々お太りになった悪人の手下的な感じの人物を想像しますが。




　しかし、何時になくシリアスムードなアタラクシアさんに対しても、影の騎士団連中には引く気配すらありません。

　むしろ「煽ったろ♪」的な、余裕すら感じられます。




　この件の詳細については良くわかりませんが、話を聞く限りではアタラクシアさんの探しているドスリアさんとやらは、既にアヒブに売られてしまった？

　ドスリアさんって奴隷ってことかしら？




　煽りまくる影の騎士団に対するアタラクシアさんの返答をみると・・・

　この船が奴隷船だとは知らなかった！って事なんでしょうか？


　オーディリタの地図を手に入れたら、まずは光明の黄金船がどこに向かうのか調べてやるんだ！とか言ってたのにですか？

　まさかこの船が光明の黄金船だとは気づいていなかったとか？

　そもそも、光明の黄金船＝奴隷船だとは知らなかった？


　この辺よくわかりませんけども。




　さて、このやりとりを眺めていたへっぽこウォリアーはというと・・・

　ここにいても埒が明かなそうなので、独自にドスリアさんの行方探しをしてみようか？

　という、なんともマイペースな展開に突入して行きます。


　船でのゴタゴタは無視してね。


　ま、放っておいてもアタラクシアさんがやられちゃうって事は多分無いでしょう。

　てことで、ドスリアさんとやらを探してみましょうかね。




　聞き込みをするには・・・また港へと戻る感じですか。

　んじゃま、この船とは（一時？）おさらばですね。


　てことで、アタラクシアさんがんばれ～♪




　そういえば。

　この光明の黄金船には、アヒブの方々も乗っていらっしゃいました。


　人間の奴隷はアヒブの財産なんて話が出てましたが・・・

　アヒブって人間の奴隷をこき使っているの？


　なんかね。

　元々善人というイメージはありませんでしたけど、人間の奴隷を使ってるなんて聞くと一気にイメージダウンしちゃいますよねぇ？


　やっぱり、アヒブって・・・悪者なのかしら。

黄金船という名の奴隷船

　深き夜の港沖に停泊する光明の黄金船。




　あそこにアタラクシアさんが居るというので、行ってみなくてはなりません。


　ただ、あの船は奴隷船だとかなんとかいう話だったので・・・

　何故そんな船に彼女は乗り込んで行った（？）のか。

　そのへんちょっと気になりますが。




　早速ですが船内です。

　勝手に乗り込んじゃってアレなんですが。

　失礼しますよっと・・・


　てか。

　影の騎士団とアタラクシアさん、明らかに一悶着起こしてますね。




　とりあえず、影の騎士団の方に話しかけてみましたところ。


　この船の人間（奴隷）はアヒブの財産だ？

　どこからそんな奴隷を連れて来たんですかね？


　しっかしまぁ、影の騎士団の皆さんも色んなご商売事に手を出していらっしゃいますねぇ。




　で、そんな影の騎士団と対峙するアタラクシアさん。

　良くわかりませんが、なんだかノリノリに見えますわね。




　流石に、何時ものポエっとした雰囲気はどこかに消え去り、今宵はなんだかキリっとした雰囲気でございます。




　どうやら、影の騎士団にこの船について説明を求めていらっしゃる様ですね？

　ま、どこかから人をさらってきて（？）アヒブの奴隷にしようなどと企む連中みたいですから。

　そんな不法行為が許されると思ってるのか？！ってな感じなんだと思います。


　てか、あのー、アタラクシアさん？

　お取込み中のところ大変申し訳ございませんが。

　へっぽこなウォリアーが貴方を追いかけてやってきたのですが。

　遥々カーマスリビアから。




　ああ。やっと気づいて下さいましたか。

　さっきからずっと貴方の目の前に居たんですけどね。

　全然気づいて下さらないものだから、シカトされてるのかと思いましたよ。


　で？

　何してるって・・・そりゃもう、揉めていらっしゃる感じですよね？




　は？

　オーディリタの地図を手に入れてまず最初にしたかったのが、この船の行く先を調べる事？


　・・・。

　奴隷商人の検挙が目的なの？

　貴方ってそういう生業の人でしたっけ？