喧喧囂囂

しかしこの方には通用しません。
アーチェル軍事代表、ハセル・アゼリエラーさんの辛辣なお言葉によりその主張は掻き消されてしまいます。
堕落者云々の話が真実であろうとも、アヒブ自体がご神木を燃やした時点でNG。
ああね・・・

ましてやご神木を燃やした張本人の言葉を信じるなどもっての外。
え?オペンシラ様もご神木を燃やした犯人?
でもま、カーマスリブを焼いたのは元祖アヒブ(笑)のジョシュア・オウダー様だって話ですから、その一味って意味なんでしょうか。
ご神木を燃やしたのは堕落者ではなく、アヒブそのものだと言いたいんでしょうね。

とここで、フォレストロナロスの預言者トリード様が口を開きます。
根の血は嘘をつけない・・・
所詮、異世界アドヴィルから来た者たちの血を受け継ぐオーウェンさんの言い分など、たかが知れてるとでも言う感じなんでしょうか・・・
フォローしてくれるのかと思いきや、これではハセルさんの援護射撃ですわね。

さらに・・・
・・・。
なんていうかその・・・預言者様だから仕方がないのかもしれませんが、トリード様の言うことは何時も訳がわからんのです。

トリード様の発言の意味を分かってか、分からずか。
今度はトゥースフェアリー族長レピタロングソム様のお話が始まりました。

オーディリタは本来古代王国オルゼカの地。
それはそれは闇に閉ざされた暗い土地であったと・・・
で?
この話が一体・・・

とにかくこんな調子で、皆さん好き勝手に発言するものですから、この会談の行方が何処へ向かっているのか全く分からなくなってきました。
と、ここで。
その状況を打破する為に、この方のご意見を伺うことに。
最高精霊メリンドーラ様なら、この混沌とした状況をどうにか・・・
・・・

すると、突然古代精霊ナクの石板についてお話を始めた最高精霊様。
えっと・・・へっぽこウォリアーがキャサリン姫の足跡を追っている時に、マンシャウムの洞窟で見つけたアレですかね?

ええ、ええ。
娘たちを頼む的なそのお話、ありましたねぇ。
たしか、娘とはベディルを指す意味だった様な。
んで?
精霊バルタラさんやらオギエールさんやら・・・
見えなくても私は感じた?
一体、何をお感じになられたんですかね?

見えなくても感じられる東から吹く乾いた風。
そこに微かに感じられる花の香・・・
それも何時しか壁が出来、途絶えた?

だからそれは堕落者のせいじゃない?!
えぇ・・・
「もしかしたら」って・・・それってメリンドーラ様の完全な想像じゃないっすか。
いや、全く間違った話だとは言いませんよ?
でもねぇ・・・いくら最高精霊様のお言葉でもせっとくりょくってものが・・・

