女王の裁定

そのあまりの混乱ぶりを見たブロリナ女王は、ここで意を決した様に話し始めます。

そのお言葉は少々意外な物でした。
重臣や精霊たちが受け入れられないとした堕落者の存在を女王は認めるというのです。
オーウェンさんの主張は各人からフルボッコだったのにも関わらず・・・

しかし、いくら堕落者の存在を認めても、助けたアヒブにも何らかの目的があったのではないか?
ブロリナ女王がそう考えるのも無理はない話です。

そして、今すぐカーマスリビアから出ていけぇ!とおっしゃるブロリナ女王。
えぇ・・・
急に来ましたね。
挙句に、しばらく戻る事は許さんとまで。
しばらくってどれくらい?とか思っちゃいますが、期限が提示されないという事はすなわち女王のお許しが出るまで!って話なんでしょう。
さらに、その許しが出るとは決まってないというね。
非常に厳しいお言葉でございます。

オーウェンさんにここまでの厳しい処分が下されるのは、やはり今回の件で多くの犠牲者が出てしまったからというのが女王のお考えの様です。

女王自らここまでハッキリおっしゃった訳ですから、オーウェンさんも返す言葉がありません。
ただただ、沈黙するのみでございました。

無論、堕落者という存在があったとしても、ガネルとアヒブとの間に長年積み重なった確執が無くなるわけではない。
感情の歪みは、時に小さなきっかけでも爆発してしまうものなのです。
それを踏まえれば、今回のオーウェンさんのとった非常にパーソナルで甘っちょろい考えでの行動は、到底許されるものではないという訳です。
ましてや、一人の勝手な行動により、同族の血が流れたとあっては・・・
まあね・・・そうなりますわねぇ・・・

という事で、オーウェンさんはここから退去を命じられ、ブロリナ女王をはじめとするカーマスリビアオールスターズ(?)の前に一人とり残されたへっぽこウォリアー。
・・・。
やっぱり、次はへっぽこさんが詰問されちゃう感じなんですかね・・・?
どう考えてもそういう展開になるんでしょうねぇ・・・

