その者、まさに大胆不敵。

　グランディーハで意外と有名人だったアタラクシアさん。

　さらに彼女の噂を聞こうと最後に話を伺ったのはこの方。




　近衛隊長だというヒルダさん。

　どうもどうも。

　初めましてでございます。




　しかし、ヒルダさんはアタラクシアさんについてよくご存じない様で。

　あ・・・ですよね～。

　あの方ベディルですものね。

　ガネルの皆さんからすれば、知らない方が普通な感じですよね。




　だが、ヒルダさんの師匠であるアリエン様はよくご存じ？

　ほう・・・。


　へっぽこさんは多分そのアリエン様って方とお会いしたことないですよね？

　どちらにいらっしゃる方なんでしょうか？




　しかし、話はここでおしまい。

　最後に島の南側にある桟橋に行く必要があるみたいですね？


　ここにそのアリエン様がいらっしゃるのかしら？

　


　ですが桟橋に向かってみると、そこにいらしたのはなんとアタラクシアさん。

　あれ？

　女王様と何かお話する予定じゃなかったんですかね？




　それなのに島を見学していた・・・？


　なんですかその清々しい程の笑顔は。

　そんな笑ってる状況じゃないでしょう？




　第一、女王様とのお話は済んだんですか？


　ん？

　オーディリタに行く船を探しにここへ・・・？

　色々と大丈夫なんでしょうかこの方。


　ですから。女王様とのお話はお済みですか？




　あ。

　一応お話は済んだんですね？

　んで、噂のオーディリタの地図をゲットなさったと。

　それで早速オーディリタへ向かおうと・・・


　ほんと噂通り、何処までもガンガン行っちゃうタイプみたいですね・・・アタラクシアさんって。