真実と偽り
へっぽこなウォリアーが聞きたかった事は一体何だったのか、忘れてしまいそうな状況になって参りました。

当然、彼女の話は続きます。
同族でありながら別の道を歩む事を選んだアタラクシアさん達は、決してアヒブを信用しない。
「決して」とはまた随分強い言い方をなさいます。

特に、ウィオレンティア・オウダー女王に対する不信感は強く、絶望と闇の神ハドゥムとの闘い方(?)も信用出来ないと考えているようです。
あら。

そもそも戦いの方向性が間違っているのではないか?
アタラクシアさんはそんな風に考えていらっしゃる様ですね。
この辺、へっぽこさんは専門家じゃないんでね。
どういったやり方が正当だとかは全く分からないんですけども。

さらに、アヒブがハドゥムを倒す程の力を得たらどうなる?
ともおっしゃいます。
・・・。
さぁ・・・?
アタラクシアさん的には、そんな力を得てしまったらアヒブが暴走するとお考えなんでしょうね?
まあね。
アヒブを認めていないお立場としては、自然とそういう意見にもなっちゃうでしょうねぇ。

で?
何の話でしたっけ?これ。って感じなんですが、ここでへっぽこさんの質問ターイム!
真実と偽り?
ああ!そうですよ。
何故にアタラクシアさんは、へっぽこさんを騙くらかす必要があったのか?って話だったじゃないですか。
本当は色々ご存じだったはずなのに。

すると彼女は、かつてカプラスの足跡を追っていたという話を始めます。
あ。
いまさらですけど、だからアタラクシアさんはカルフェオンのスラムとかあっちこっちチョロチョロしていたんですかね?

その活動の中でカーマスリビアの英雄ってな野郎の話を聞いたと。
つまりへっぽこさんの活躍が耳に入って来たという訳なんですね!

しかし、へっぽこさんの存在をアタラクシアさんが知った時には、すでに影の騎士団が先手を打っていた・・・
てことは、結構最近ですよね?へっぽこさんの存在を知ったのって。
で。
あろうことかその英雄は、偽のカプラス日誌に踊らされ死にかけた!
いやいや。
まだ、死にかけてませんけど。
まぁ、あのまま騙されていたと知らずに冒険を続けていれば・・・もしかしたら・・・そうなってたかもしれないですけど。

んで?
アタラクシアさんを怒らせた・・・?
んん?
ああ・・・カーマスリビアの英雄ともあろう者が、影の騎士団なんかにまんまと乗せられやがって!
そんな不甲斐なさにお怒りだったと?
でも・・・言い訳させて頂くようで大変恐縮ではございますが・・・
まさかこんな話になるなんてね。
影の騎士団からお呼び出しがあった時にはそんな事想像もつきませんて。

で、アタラクシアさんとしては、その頼りない英雄をもっと知る必要があったと。
はぁ・・・
そうならば、最初からもっと色々お話して下さったら良かったのに・・・
が。
頼りない英雄に何でも話す道理なんてありませんか。
・・・。
つまり、へっぽこさんも信用されてなかったって事ね・・・。
でもま。それもしゃあないか・・・。

