いばらの影

あとお二人、こんな風に誓約を結ぶべき相手がいらっしゃるそうなんですが・・・
あれ?
黒い瞳さんと誓約を結んだのに依頼目的完了してませんね・・・って、最後に野蛮人さんと話して完了ですか。
ま。
先に他のお二方を回ってから、最後に纏めてお話すれば良いですかね。

てことで、次の方はこの人。
コードネーム赤い毒蜘蛛さん。
ええ、ええ。ここでの特別な呼び名なんですよね?
それにしても、毒蜘蛛て。
完全に怪人の類の呼び名じゃないっすか。

そんな毒蜘蛛さんは、書籍を前にブツブツ呟いておられます。

しかし、へっぽこさんがご挨拶をするや否や、突如説明的な事を物凄い勢いで話始めちゃいます。

で?
今回はその不完全ないばらの書とやらを見学してくれば良いんですね?

問題の不完全ないばらの書は、毒蜘蛛さんのいらっしゃる場所からそう遠くない所に設置されていました。

以前見た完全ないばらの書という石像に非常に似ていますが・・・なんか壊れてますね。
と言いますのも、古代王国滅亡後にその末裔たちが壊していったそうな。
あら。
そのままだと何かマズい事でもあったんでしょうかね?

その壊れたいばらの書に記されていたものは・・・
お?
へっぽこさんもこの世界を旅する冒険者の端くれですからね。
なんかピンと来ましたよ?これ。
ここに書かれているのは・・・この世界で超レアだとされている羅針盤とかの話じゃないんですか?
優秀な冒険者のみが手に入れられるというお宝の数々って・・・古代王国オルゼカの叡智により生まれた物だったんですかね?
へぇ。
オルゼカって超文明国家だったのね。
で。
本来作り方が書いてあったと思われる部分が破壊されていると。
でも、無駄でしたねぇ。
この世にはそんな古代の秘宝を復活させちゃったZe!なんていう優秀な冒険者の方が結構いらっしゃるみたいですから。
ま、わたくしには無理なんですけど。

そして再度、毒蜘蛛さんのところへ。
すると、毒蜘蛛さんも黒い瞳さんとおんなじことを語り始めます。

ええ、ええ。
わかってますわよ。
対価として、対抗しなければならないという事を意味します。
って話ですわよね?

って、あれ?
また別のコードネームを頂いちゃったんですけど・・・
今度は「いばらの影」ですってよ?

もしかして、これって何方かお一人を選んで誓約を結べば良かった感じなんですかね?
でも・・・それぞれ知識が得られたり、称号が得られたりするみたいですから・・・
とりあえず御三方全員と誓約を結ぶ話をしてみればいっか。
てか、お前の名は「いばらの影」と言われたのに、得られた称号では「いばらの花の影」になってますよね?

