最後を守る者の務め
折角治療薬を手に入れたにもかかわらず、最早アタラクシアさんを堕落から救い出す方法は残されていないのでしょうか。

とにかく、アタラクシアさんの所へと戻らなくてはと考えたのですが、次に向かうべき場所として示されたのは、苦悩が眠る墓の入り口あたり。
あの断罪者さんの居たあたりです。

ですが目的地云々よりも、次に示された依頼目標の方が問題です。
てか、大問題。
・・・堕落したアタラクシアを倒す。
倒すって何の話ですかね?
そのままの意味?
・・・。
嘘でしょう・・・?

しかし、現場に到着したへっぽこさんの目に飛び込んできたのは、この世界ではお馴染みのあの赤黒い玉。
ああね。
話しかけるだけで
・・・。
てことは、やっぱり堕落したアタラクシアさんを呼び出し、戦わなければならないって事?
えぇ・・・。

こんな展開アリ?。
突然の理不尽すぎる展開に文句を言いたくもなりますが、ここまで来たら呼び出すしかないんです。
ええ、ええ。でなければ話は進まない。
てことで、納得出来ないまま所定の手続きを踏んでみましたところ、出ました<堕落した>アタラクシアさんが。

目の前に現れたアタラクシアさんは・・・
何やら真っ黒ですね。
<堕落した>アタラクシアという看板を掲げていなかったら、誰だか分らなかった所ですよ。
てか、あなた本当にアタラクシアさんなの?

これが本当にあのアタラクシアさんなのか。
のんびりそんな事を言っている場合ではありません。
問答無用でへっぽこウォリアーに切りかかってくる彼女。
確かにその技はダークナイトのもの。
鋭い攻撃がへっぽこなウォリアーを襲います。
こうして戦っている間にも、どこかで堕落治療薬を使うタイミングがあるのではないか?
でなければ、本当にこのまま倒してしまって良いのか?
そんな余計な事を考えつつ振るう剣には普段ほどのキレはありません。

だからと言って、負ける訳には参りません。
迷いながらも奮戦し、遂には堕落したアタラクシアさんを撃破。
・・・。
?
え?
何もないの?
いやいやいや・・・
ここでほら、相手の力が弱まったところで改めて治療薬をぶっかけるとか。
この戦いを通じて僅かに残っていたアタラクシアさんの理性が堕落に打ち勝つとか。
そういうの何もなし???
ただへっぽこさんがアタラクシアさんを
えぇぇ・・・
何この後味の悪い感じ・・・
嘘でしょう・・・?

