お呼び出しされたものの・・・
予想外の展開に驚くばかりなのでは御座いますが・・・
しかし、へっぽこさんと戦ったアタラクシアさんは死んだ・・・などという話を聞かされてしまったので、この先どうなるのかそんな不安が先立ってしまいます。
もう、彼女を助ける術はない。
女王の口からそんな言葉が聞かされるのではないかと思うとすぐさま首都へと向かう気にもなれません。

そんな事をボーっと考えながら、幻影術師サラナルさんのお屋敷の周りをフラフラするへっぽこさん。
サラナルさんの侍女であるという方と出会いました。
どうもどうも。はじめまして。
侍女とおっしゃられてますが・・・人間の方ですよね?
つまりは奴隷としてオーディリタに連れて来られた方なんでしょう。
ですが、アヒブのお偉いさんの侍女ともなると、待遇は良いのでしょうか?
それほど悲惨な境遇という感じには見えません。

この侍女ナタリアさんからは、デイリー依頼が受注出来ました。
何時もならば、デイリー依頼などスルーして先を急ぐところなんですが・・・。
今はね。
先を急ぐ気分になれない感じですので、なんとなく依頼を受けてみました。
アタラクシアさんの事もそうなんですが、大体がですね、首都へ行けばあのウィオレンティア・オウダー女王と顔を合わせる事になりそうなんですよ?
ほら。
キャサリン姫の一件もあるじゃないですか。
幾らアヒブの立場がある、主義主張が違うと言っても、これまでの事を考えるとオウダー女王とは相容れない関係にあるとおもうんですよね。
そんな方とお会いして、事態が好転するとも思えないんですよねぇ・・・

そんな
ま、このお屋敷にいる他の人間奴隷さんの働きっぷりを見て回るというだけの簡単なお仕事でしたので、すぐに終わりましたけど。

そして、お屋敷の裏手にはこんな水場もありました。

なんというか・・・良い景色ですね。
そして、良い釣り場なんじゃないかと思います。

そんな素敵な湖畔には読書を嗜む放浪家の方がいらっしゃいましたが。
女王の祝福を受けていない方とはお話出来ません!と相手にして貰えませんでした。
あらま。

女王の祝福。
その言葉を聞けば、やはりここは気持ちを切り替えて首都へ向かうしかない!と考えたへっぽこさん。
不幸な結末を恐れ、逃げ回っているだけでは、未来はありませんからね。
てことで!
いよいよ、オーディリタの首都、オドラクシアへと向かいます。
オドラクシア。
すなわちそこは、アヒブの長ウィオレンティア・オウダー女王の本拠地。
女王との対決の時(?)が近づいて来ている気がします。

