彼女の歩んだ道
それでも表情一つ変えない彼女でしたが、その大きな悲しみはたとえ黙っていても何故かへっぽこさんに伝わってしまう様な感じでございました。

堕落したアタラクシアさんは、その後どうなったのか?
当然、結末を聞きたがるアレデルさんでしたが・・・

へっぽこさんとしては、非常に話し辛い事でございまして。
だからと言って、ただ黙っている分けにも行かず。
これまで体験したことを包み隠さず、全てお話するしかないのです。

すると、話を聞いたアレデルさんから、お礼を言われてしまいました。
・・・。
へっぽこさんには、どうもこの
「堕落者を昇天(?)させてやる=最後を見守る」
てなシステムが理解できないのですが・・・
生ける屍の様な堕落者として生きながらえるのは地獄という様な考え方なんですかね・・・?
堕落して、よもや同胞を傷つける様な事があっては許されない。的な考え方なんでしょうか?
そうなるくらいならば、潔く最後を受け入れろと・・・
にしても、実際に堕落したアタラクシアさんと戦ったへっぽこさんとしては、非常に気まずい気持ちになりますよ。

何を話して良いものか分からなくなり黙り込んでしまったへっぽこさん。
そこへアレデルさんがアタラクシアさんの思い出話を始めました。

アタラクシアさんもへっぽこさんと同じように闇精霊に憑りつかれているって話でしたけど・・・
記憶を失ったってとこもへっぽこさんと同じじゃないですか。
でも、アタラクシアさんはお仲間に再会出来た訳ですね。
かたやへっぽこさんは・・・冒険開始以来、失った記憶に近づける仲間とかお友達に出会った事がないっすよね・・・?
わたくし、どこから来たんでしょう?

そう言えばアタラクシアさんがおっしゃってましたね。
炎の後には灰だけが残る。
まるで私たちの運命そのものだったから、そう名付けたと。

アタラクシアさんの旅の目的は、ハドゥムに対抗する為ってのはなんとなく分かっていましたけど・・・
堕落者になる道を歩むことになった時も?
ん?
自身が堕落することを知っていた?
それとも、ハドゥムに対抗する(カプラス日誌を追っていく)と堕落する危険性が高い?とかって事でしょうか?
なんかこの辺良くわかりませんけど・・・

とにかく、自分の代わりになる人を探しに出かけたアタラクシアさん。
そして、へっぽこさんに出会い・・・
今、バラバラのベディアントだけがここに帰って来た・・・と。
・・・。

つまりこれは、アタラクシアさんの代わりにカプラス日誌を受け継ぎ、ハドゥムに対抗する役目をへっぽこなウォリアーに託すというお話。
?!
そう言う話になるんすか?
え?
・・・。
それと同時にこれって・・・
やっぱりアタラクシアさんはもう帰って来ない。生き返る様な奇跡はありえないって話ですか?
えぇぇ・・・
そんなぁ・・・

