アヒブの古文書学
そんな彼女の苦悩を聞かされる事となりましたが、それでも今の我々には成し遂げなくてはならない使命があるのです。
話はいよいよ本題へ。

しかし、月明かりの花の製造書を用意したとて準備は必要。
でしょうね。
これからその月明かりの花ってのを用意して頂かなくてはならないのでしょう。
で。
準備が整うまでこれから挑む課題についての予備知識を勉強しておく様に促されました。

てことで、すぐ傍にあった書物を手にするへっぽこさん。

ここにあるのは、オルゼカの古書をアヒブが長年かけて解析した研究書なのだそうです。

意外なことに、オルン族は、オルゼカ人よりも小さな小人。
今オルン渓谷に居る巨像なんかとは全く逆の小さな種族ですか・・・。
とすると、オルン族ってまだ見たことも無い人々(?)になるんでしょうね。
オルゼカ人(今でいうドワーフ族?)よりも小さいって・・・シャイ族位の大きさかしら?
そんな彼らは、オルゼカ人による迫害を受け、不毛の地へと追い出された・・・
(それが今のオルン渓谷?)

次のこのワインのくだりはちょっと意味不明ですねぇ・・・
希望の神って・・・誰の事?母?

つづくオルゼカの伝説についての部分で気になるのは、「九つの若い命」と「岩の巨像」。
いばらの女神の前に集った九つの若い命が祈りを捧げ、彼らの命と引き換えに岩の巨像が生まれた?
・・・ほう。

現れた岩の巨像は、オルン族の転生した姿・・・
オルゼカ人に迫害を受け、追い詰められたオルン族は、転生して岩の巨像になったって。
随分と悲しい話ですわね。
ある種族が転生して巨像になるなんて、にわかには信じられないような話ではありますけども。

次は不均衡な宝石を製作するために必要だと言われたオルンの心臓について。
オルゼカの光明石って以前見たあれですよね?
あいつの存在がオルン族を縛り付けていた(?)
へっぽこさんには良くわかりませんけども、女神が定義した「光」を吸収してしまう石だって話ですからね・・・
なにやら厄介なものなんでしょうね。

そして、光を失ったオルン族はオルゼカ人の操り人形の様にされてしまったそうな。
しかし、九つの若い命の犠牲によって誕生した岩の巨像が光明石が吸収した光の結晶体を奪い、懐にしまいこんだと。
つまり、その巨像こそが「絶望の看守」であり、懐にしまい込んだ光の結晶体が「オルンの心臓」。
・・・。
てことは、へっぽこさんはその絶望の看守から光の結晶体を抜き取らなきゃいけないって事になりますね。

