翼は翼でも・・・

　俄かに不穏な空気に包まれるいばらの城の前。




　すると、何かを宣誓するかの様な言葉を発し始めたアリルナさんが、急に後ろを振り返ります。




　！？

　おお？

　噂のセペル様とやらが、やっとお出ましになる？！




　て。

　あ゛～～～

　なんでこんな盛り上がってきたタイミングで闇ちゃん出てくんの。


　あれがセペル？

　え？え？


　アリルナさん跪いてるし、セペル様出てきたの？？？


　ちょ！！へっぽこさんまだ何も見れてないんですけど！！




　最初の堕落者ラズナールさんみたいだ。とか、そんなんどうでも良いんですよ。

　闇ちゃんが話を終えてくれないと、仕様上へっぽこさんは振り返る事も出来ないんですから。


　ちょっと、もういい？話おしまいでいい？




　あ。


　でたね。




　てか・・・

　名前の上におもっくそ「ハドゥムの翼」とかって書いてあるんですけど。


　カーマスリビアの翼と呼ばれたへっぽこさんに対抗しているおつもり？

　にしても、ハドゥムの翼はどう考えてもまずいっしょ。


　自ら、

　絶望と闇の神の手先としてやらしてもらってまーす！

　と、宣言しちゃってる様なもんじゃないっすか。


　これは完全にOUTです。




　それはそうと、改めまして・・・


　でた～～！！！


　や～っとお会い出来ましたね！セペルさん♪


　いやいや、それにしましても、隠そうとしても隠しきれないラスボス感。

　流石、セペル派なんていう訳のわからない一派を率いているだけのお人ではありますわね。

　そのキチ〇イっぽいファッションセンスもたまらないポイントですわ。


　それよりあなた・・・

　シレっと「オウダー」とか名乗っちゃってるじゃないっすか。

　それって自称ですから。

　色々聞いてきたへっぽこさんは、そんなんに騙されませんよ？


　んで？

　わざわざセペル様自ら出てきて下さって、一体全体何をどうして下さるおつもりか？

広がる怒りの輪

　ツンクタの森を焼き払ってくれなどと、不穏な仕事を依頼されるへっぽこウォリアー。




　それには絶望の炎とやらが必要な様ですが・・・


　これは本当に森を焼いちゃうって話なのか？

　森を浄化する為の何か儀式的な事を言っているのか？




　その辺、詳しく説明してくださらないまま、またもや副族長は絶叫。

　あらあら。

　ほんとセペル派に対する怒りが収まらない感じですわね。




　しかし、怒っているのは副族長タンクタさんだけではなく、セペル様もお怒りだと。


　あら。

　ちゃんと族長ウルトゥカを倒したって話になってるじゃないっすか。

　ま、試合には勝ったけど、まだ生きてるとかそういう話なのかもしれませんけども。




　それより話はセペル様の方へ。

　森を焼くって話はどこへ？


　そもそもアヒブは幻影魔法の大家。

　やすやすとその正体を現す事はないだろうと。




　でも・・・

　セペル様をここまで怒らせたへっぽこさんの前には現れるかもしれない？


　てことで、まずはセペル派の本拠地と言われているいばらの城に行ってみよう！ですか。

　呼ばれてないのにね。




　そんな訳で、ツンクタの森を焼くという話はどこかに行ったまま、いばらの城前に立ちふさがるアリルナさんに会いに行くことに。




　相変わらず素晴らしい景色のいばらの城前へと向かいました。


　今日もまた、アリルナさんは城前に立ちふさがっているようですね。

　てか、そんな所で警備なさってなくても、その先の橋が落ちているので誰も城へは近づけないと思うんですけど。




　そして、随分と久しぶりの面会となるアリルナさんにご挨拶。

　ああね。

　以前と同じようにそれはもう高圧的。


　ただ今回は、へっぽこさんがいろいろやらかした後ですので、明らかにこちらに喧嘩を売るような態度でございます。


　あと、セペル派の言っていた最終兵器って・・・ウルトゥカ族長とそれに付き従うトゥーロ族って事だったの？

　へぇ。

　確かにトゥーロの軍勢が味方に付けば強力だとは思いますけど・・・最終兵器て。

　ちょっとばかし、おっきく言っちゃってたんじゃありません？

　ま、最終兵器の一つ言ってますから、他にも最終兵器があるんですかね？

　他にもあるなら全然、最終じゃないじゃん。とか思いますけど




　それよりも今回は、両サイドにセンスの悪い装束に身を包んだセペル派さんたちがたーくさん。

　あらぁ・・・雰囲気悪いですわね。


　いよいよセペル派とドンパチ始まっちゃう感じっすか？

怒りのタンクタ、再び。

　トゥーロ族長、ウルトゥカ撃破の報を手土産に、副族長カルテール・タンクタさんの元へと帰還したへっぽこウォリアー。




　ところで、族長の呪い？で苦められていたのは収まりましたかね？


　やたらと苦しみの声を漏らす人一倍五月蠅いノタンタさんと違って、副族長はあまり苦しみを表に出さないものですから良くわかりませんが。




　ま、とにかくご報告です。

　って。

　報告するのは族長撃破の件じゃなくて、ツンタの啓示が嘘だったって話なの？

　それについては、タンクタさんの方でも既に把握していた様な話だとおもうんですけど。




　んで？

　これってのは、ツンタの歌っすよね？




　改めてツンタの歌を再確認したかの様な感じでございますが・・・

　あ。

　もしかして、ツンタの歌ってのは族長以外誰も内容をご存じなかったとか？

　タンクタさんも初めてお聞きになったのかしら。




　さて、そんなツンタの歌を聞いたタンクタさんはというと・・・

　なんかテンションアゲアゲな感じになっちゃってますね。


　てか、ウルトゥカはへっぽこさんが倒して来たんですけど・・・

　あれ？

　死んではいない感じ？


　たしかに、確実にとどめを刺せたのか？と聞かれると返答にこまりますが。

　まだ何処かに隠れているんでしょうか？




　あのーへっぽこさんの話、聞いてくださってます？

　もう、タンクタさんは一人激おこですわね。


　ま、この感じからすると、まだ戦いは終わっていないという事なんでしょう。

　族長ウルトゥカとそれに付き従う者たちを完全に根絶やしにするまで、タンクタさんの戦いは終わらない・・・と。




　となれば、へっぽこさんにもまだ仕事が残っている感じになっちゃうんですね。


　ツンクタを・・・絶望の炎で浄化する？

　へぇ。


　でも、浄化するとか言いながらすべて焼き尽くしてくれだなんて。

　いくらトゥーロ族の未来のためとは言え、自然破壊は良くないと思うんですけどねぇ・・・

怒髪衝天？

　まさに怒髪天を衝くという感じの雰囲気でへっぽこさんの前に現れたセペル派幹部のオペンシラ様。




　しかし、いきなり襲い掛かってくる感じではなく、また何かぶちぶち言っております。




　そんなね、自分の計算通りに話が進まなかったからって、それをへっぽこさんに愚痴られましても。

　ただ単純に、オペンシラ様が思っていた以上にへっぽこさんがしぶとかったってだけですよ。

　残念でしたねぇ。




　全ての計画が知られてしまった以上、これ以上の妥協はない！とかおっしゃってますが。

　今までもへっぽこさんが特別に忖度を受けていた感じなんてこれっぽちもありませんが。


　大体、貴方ってお人は、ちょいちょいこすっからい手口でへっぽこさんを陥れようとしていたじゃないですか。

　最終的には、へっぽこさんに毒まで盛っておいて、何が妥協ですか。




　で。

　ぶちぶち言ってたかと思えば、自分勝手に帰ってしまうオペンシラ様。


　一体、何しに来たんですかね？




　オペンシラ様が居なくなると、薄暗い洞窟内に同化するように闇ちゃんが出て来ました。

　闇ちゃんもオペンシラ様の勝手な言い分に文句を言っています。




　が。

　そんな事よりトゥーロ副族長に報告に行こうZe！と。


　ああね。

　ツンクタの歌が嘘の啓示を暴くとかそういう話はよく分かりませんけども、副族長タンクタさんにはウルトゥカ撃破の報告をしなければなりますまい。




　てことで、反族長派の集う（？）砦まで戻る事にしたへっぽこさん。


　後は、タンクタさん辺りが混乱したトゥーロ族を再度まとめ上げてくれると助かるんですが。

お怒りですか？

　メインクエストバージョンの族長ウルトゥカを倒し、ツンタのゆりかごなる巨石と対面したへっぽこウォリアー。




　生命の光を宿したゆりかご。

　その光の中から・・・




　見事、ツンタの種をゲット！


　まあ、良くわからん展開ですが、種さえ手に入れられれば文句はありません。




　そして、「ツンクタに浄化の風を」という称号を獲得。




　ついでに闇ちゃんが出てきて・・・何か言ってます。


　表のトゥーロ族が騒いでる？

　あら。

　族長が倒れた事をもう察知されてしまった感じですか？


　ま、でもね。

　ウルトゥカさんがやられたってのはもう覆らない事実なんすよ。

　トゥーロ族の未来は次の族長さんに委ねるしかないんです。

　てことで、表で騒いでいるトゥーロ族さんも素直にあきらめて、新しい未来へ向かって進んで行って頂きたいなと。




　で？

　セペルのアヒブが来てる？

　真っ赤な目の・・・って・・・




　ああね。

　まーた、オペンシラ様っすよ。

　あの人もほんと懲りないっすねぇ・・・




　で。

　洞窟から出てくるへっぽこさんを待ち構える様な仁王立ちのオペンシラ様と遭遇。




　逆光なのもありますけど、なんだか随分とお怒りのご様子ですわね。

　で。何をおっしゃるのかと思えば・・・


　我々が差し出した最後の手を振り払ったもなにも・・・

　人に毒物をくれた本人がよくぞまあ、またへっぽこさんの前に顔が出せましたわね？


　その毒々しい顔面は、相当分厚い皮に覆われているみたいっすね！