黒すぎる花

となれば。
気になるあの部分についてご本人様にお伺いしなければならないでしょう。
キャサリン姫の命を奪った犯人は、一体だれなのか?
誰に襲われたのか?という部分です。

イアナロスの野でへっぽこさんが見せられた幻(?)では、アヒブがその犯人であると見えましたが・・・
それは違うとおっしゃるキャサリン姫。

まずは、イアナロスの野へ向かったいきさつからお話頂けましたが、この辺はいろいろな所で見聞きした内容と相違ありません。
オーウェンさんに近づいた切っ掛けは、彼女が鍵だと知ったから。
しかし、幼いオーウェンさんを犠牲になど出来ないと苦しんだキャサリン姫。

結果的には、カーマスリブの光を取り戻す鍵は、キャサリン姫自身の血であったと知ったそうですが、罪の意識に苛まれた姫がイアナロスの野を訪れたその時に襲撃を受けたと。
これが、あの幻で見た光景ですね。

しかし、あの時アヒブに見えた襲撃者は、実はアヒブではなかったとおっしゃるキャサリン姫。
誰かがアヒブに変装していた?
アヒブの仕業と見せかける為に、そんな真似を?
だとするならば、一体だれが・・・

その犯人は、なんとアイネル!!
つまりは、アメリア女王の差し金だった・・・と。

そして、窮地に陥ったキャサリン姫を救うため駆け付けたのが、ブロリナ女王とウィオレンティア女王だった!
ありゃー。そういう事だったんですか。

さらに、事態を把握していた二人の女王さえも亡き者にしようとしたアイネル。
邪魔するものがいれば、それも消すべしと命令されていたんでしょうね。
たとえそれがブロリナ女王やウィオレンティア女王だったとしても・・・。

意識を失ったキャサリン姫を守りながら、必死に逃げ惑う二人の現女王。
そんな中、キャサリン姫は命を落とされてしまったんですね・・・。

とにかくこのキャサリン姫の証言で、不明だった部分が少し分かってきた気がします。
何故、アイネルをオーディリタに派遣してまで、ブロリナ女王の命を狙ったのか。
攫われた筈のブロリナ女王が、ある意味自由にオーディリタで生活出来ていたのか。
すべてはこの、アメリア女王によるキャサリン姫暗殺事件の裏に起きた出来事だったんですねぇ・・・

