彼女もまた生き残り

　亀裂の残滓を解析する為、カルフェオンにある謎の工房を訪れたへっぽこウォリアー。




　今後、工房のブラムさんにより残滓の研究が進められる予定になっているそうですが、その代わりに残滓を細かく砕いた物を一つ手渡されました。




　残滓のサンプルとしてはこれで十分という感じでしょうか。

　とにかく今は、ブラムさんの方の研究が進む事をお祈りしておきましょう。




　で。

　そのサンプルを手にカイア渡し場の小さな民家へ向かえ？


　そこにジョバン・グローリン議員が居る・・・って、ああ。

　これって、以前星の墓場関連の依頼を進めた時に出会ったタンチナイス民会の隠れ家の事ですよね？

　はい、はい。存じ上げております。

　今回また、そこへ行けと。




　てことで、数年ぶりにタンチナイス民会・・・というかカルシュルニスの本部？的なあの民家へ。

　てか、逃げたモンスターさんの一件とかどうなりましたかね？


　久しぶりにお会いしたジョバン・グローリン議員によりますと、まだ客人がお一人到着していないそうな。

　ほう。




　そして、しばらくして現れたのがこの女性。


　あまり見たことのない装束の方ですが・・・




　どうやらこの女性。へっぽこさんが亀裂の残滓を入手したという知らせを聞いて飛んできた様です。




　そんなことよりも、初対面の彼女の口から出た名を聞いてびっくり。


　ローラ・アイネル・・・て。

　貴方も先代カーマスリビア女王精鋭軍の生き残りっすか・・・




　今は当然ブロリナ女王の命で動いているという彼女ですが・・・


　アイネルですよ？

　実はいまだにアメリア女王に対する忠誠心を失わず、セペル派と組んで現政権を転覆させようと画策するメンバーも居るなんていうアイネルですからね・・・


　しかも、今回の件は、カルフェオンに内緒というのはまだしも、他の姉妹にも秘密で？

　・・・。

　本当にブロリナ女王の命令があったんでしょうか？

　信用して良いのかしら？

今改めて見る作成過程

　さてさて。

　忘れ去られていたブラックスターアーマー作成依頼を終わらせたところなんですが、もう一つ。


　随分前に作成したブラックスター覚醒武器の作成過程についても触れておかなければなりません。

　今更それは何故かと言えば、そこでこれまで見てきたカーマスリビアの歴史に関する知られざる部分、隠された真実を知ることになったからなのでございます。




　他のブラックスター装備作成と同じく、覚醒武器の場合も始まりは北部小麦農場にいらっしゃるマルタ・キーンさんのところから。

　毎度お馴染み、亀裂の残滓を片手に彼女を訪問致しました。




　覚醒武器作成と言っても、また同じような過程を経て作るのかな？と思ったのですが・・・

　何やら今回雰囲気が違います。




　何より、依頼開始早々に邪魔者が乱入。


　「亀裂の残滓を見つけたら共同研究するって言ってたやないけ！」


　って？あなたどなた？




　ああ、オリーバさんでしたか。

　今回特に変な恰好なさっているものですから、ちょっと分からなかったですよ。

　大体、レッドマウンテンの皆さんは誰も彼も同じ様に見えますから。




　で？オリーバさんの方でもへっぽこさんが分からない？

　ええ？

　ガイピンラーシア寺院の入り口でお会いしたのは何年も前の話ですけど、オーディリタに向かった時にも一度お会いしたじゃないですか。

　まあ・・・憶えておいて頂かなくても結構ですけど。


　それよりも、今回残滓はオリーバさんにお渡しするのね？

　ほう。




　てことで、亀裂の残滓をお渡しすると、オリーバさんからカルフェオンにある謎の工房とやらを紹介されました。

　


　そこで、亀裂の残滓のさらに詳しい調査をしてもらおう！という話らしいです。

　へぇ。


　あからさまに「謎の」とか言っちゃってる工房って頼りになるんですかね？




　紹介された謎の工房でお会いしたのがこのブラムさんという方。

　いきなり「忙しいんだから話しかけるな！」的な対応をされてしまいました。


　えぇ・・・




　しかし、忙しい理由は、オリーバさん経由で齎された亀裂の残滓を鑑定するのに必死だったからみたいです。

　あら。

　オリーバさん仕事早いっすね。


　んで・・・この残滓を鑑定すると・・・何がわかるんですかね？

一応、レアドロップ

　そういえば。

　シクライア海底遺跡深層の話の時に書くのを忘れてしまった事なんですが。

　深層で普通に狩りをしていて、一番レアなドロップ品はというとこれでございます。




　シクリドの歌。




　ツングラドのリング現物なんかもなかなか出にくい品だと思いますが、レア度では恐らくこいつが断トツ。

　滅多に出やがりません。




　んで、こいつは何なんだと言いますと、海系のクログダル馬具を作るのに必要な材料なのでございます。


　以前、へっぽこさんが作った風系とは違い、5セットで60分間最大HP/持久力+100のバフが得られるやつです。




　へっぽこさんとしては結構長い期間通い、それ相応の狩り時間を費やしてきたと思う深層エリアなんですが、それでも今まで出たのは僅か7個。

　まあ、クログダル馬具を作るのにも結構シルバーがかかりますし、今更水系も作ろう！とはならんので役に立たない品物ではあるんですが。

　なんか記念の品として取っておいてます。




　ついでに、いばらの森ではアラクドあたりが一番のレアドロップかと申しますとそうではなく。

　恐らく最レアはこいつ、亡霊のオーラ。


　しかし、亡霊のオーラはいばらの森以外でも手に入れられる可能性のある物品ですから、ここでの最レアって感じとは少し違うかもしれません。




　までも、いばらの森で狩りをして滅多に出ない品であるという事に違いありません。

　それでも、黒い瞳さんのお仕事を手伝ったり、称号集めをしたりと通っている間に、何個か手に入れました。


　で。

　今特別、何か作ろうとは思っていなかったんですが・・・忘れてました。

　随分前に、気まぐれでブラックスターアーマーを作ろうとしたものの、必要な亡霊のオーラが無く、依頼が中途半端に終わっていた事を。




　てことで、亡霊のオーラを握りしめ、伝説の鍛冶屋ドーリン・モルグリムさんのところへ。


　いやーごめんなさいね。

　鎧を作ってくれと依頼してから、1年以上ほったらかしにしてしまって（笑）。

　なんなら、もう少し前に亡霊のオーラを持ってこれたんですけど、依頼した事自体忘れてたというね。

　その間にもブラックスター大剣とか作りに来てるんだから、覚えておけよってね。

　あい、すいませーん。




　そんな無責任な依頼者に嫌な顔一つせず、ごちーんとやって下さった伝説の鍛冶屋様。

　ほんと感謝感謝でございます。




　でも・・・

　今や死した神の鎧を愛用する身のへっぽこさんには、出来上がったとて特に必要なブツでも無いというね。


　誰かサブキャラさんに！と言っても、強化にまたシルバーがかかりますしねぇ・・・

　この鎧もまた、何処かの街の倉庫で記念品扱いの品になりそうです。

モヤっとした結末

　いばらの森で起きた異変の調査を終えたへっぽこウォリアー。




　オドラクシアへと戻り、神聖司祭チェルピーさんに調査結果のご報告です。


　・・・。

　大した情報は得られなかったんですけどね。




　あえてご報告する事と言えば、いばらの森での異変はセペル派の工作では無いということ。

　何らかの原因で、勝手に起きちゃっている現象だと言う話でございます。


　勝手に起きちゃっている事なので、セペル派としても目下調査中。

　異常現象の源とされるクザカの力とやらを利用出来ないかと、躍起になっているご様子でした。




　それを聞いたチェルピーさん。

　ちょっと驚いた様子だったんですが・・・


　そりゃそうでしょう。

　セペル派が力を利用しようと画策するのは、もちろんウィオレンティア女王と戦う為に決まってますがな。




　あれあれ？

　「まさか・・・そんな・・・」

　的な反応なさってますが。


　相手はセペル派ですよ？

　手段なんか選ばないに決まってます。




　そうそう、そのオペンシラ様はいまだヤル気満々ですからね。

　まったく懲りてないですもの。

　彼女がセペル派の中枢にいる限り、どんな手を使って来ても不思議じゃないって事です。


　相手は、ここオドラクシアでトゥラシルテロ（笑）を起こした極悪人ですよ？

　それから時間が経っているからといって、平和ボケですか？




　で。

　大した調査は出来なかったにもかかわらず、お仕事終わっちゃいましたよ。


　え？

　ほらぁ・・・なんや訳のわからない結晶体からクザカの力が何故検出されているのかとか、その辺もっと詳しく調べなくて良いんですか？

　まあ、調べても分らないのかもしれませんけどね。

　だからと言って何もしないってのも・・・




　あ。

　終わりですか。


　セペル派が結晶体を悪用しようとしているってのも問題ですけど、何かとんでもない事が起き始めているんじゃないかと心配なんですけどねぇ・・・


　まあね。

　また何か起きたら仕事を依頼されるかもしれないって感じですかね。


　んじゃ、ま。

　おつかれっしたー。


　本当にこんなにのんびりしていて大丈夫なのかしら。

原因は多分。恐らく。

　さて、いばらの森で見られる結晶体に大変お詳しいセペル派ベン・チェオーラさんには、まだ聞かなくてはならない事があるようです。




　それは、いばらの森で起きているという異常な現象について。


　ああね。

　闇ちゃんが言ってたやつですね。





　てか、以前から普通に見かける不吉なオーラとかってやつとは違う話なのかしら？

　それとも同じ現象の事？

　その辺、なんだか良くわかっていませんが。




　そして、その原因は・・・


　堕落した神の力が強くなったから・・・かな？


　いやにフワッとしたご意見ですわね。

　彼女もあんま分かっていない感じ？




　ついでに、それらもまた上手く利用できればな～って。

　ほんと懲りない人ですわねぇ。

　だからこそ、セペル派なんておかしな活動を続けていらっしゃるんでしょうけれども。




　さて、ベン・チェオーラさんの話が終わると、また闇ちゃんが出てきました。


　結晶体やいばらの森の異変に関して、セペル派は無関係。

　ああそうか。

　そういう話になりますかね。




　セペル派が何か悪さをしてるから変なことが起きているのではなく、勝手に起きちゃってる現象だと。

　なるほどねぇ。


　てか、闇ちゃん。ベン・チェオーラさんの話聞いてました？

　セペル派としては、これらの現象をガンガンに戦力利用しようとしているって言ってましたよ？

　ただ、上手く行ってないだけでね。




　そして、この調査の結果をチェルピーさんに伝えに行こう！ですか。


　え、これで調査終了？


　結局分かった事って・・・

　結晶体というヤバいものが見つかってるとかいう話とか。

　ベン・チェオーラさんは半ばその中毒だとか。

　いばらの森の異変についてはセペル派も良くわかっていないという事とか。

　大した情報は手に入れられなかったと思うんですけどねぇ。