カルフェオンの生態、亜種。

　結局、何一つ状況改善策の見つからぬまま、終わってしまった変異モンスター調査。




　大体、変異モンスターを生み出す源になったとかいう成長の源泉ってやつだって、それが何なのか、今後絶対に手に入らないものなのか？それすら一切不明なんですけど。

　こんな杜撰な調査報告で終わって良いんですかね？




　それでも、何やらご褒美を頂けるそうなので・・・

　ま、いっか。




　するとここでまた闇ちゃんが出てきました。


　何故フレハラウさんを庇ったのかって？


　いやぁ・・・庇うというか・・・彼らがやらかした事があまりにデカいのでね。

　もちろん、その罪を隠蔽するのにへっぽこさんが一役買っちゃうみたいになるのは悪い事なんですが・・・

　いくらなんでもね。

　あいつらがやったんだって！

　なんて、ちょっと言えませんて。




　そして闇ちゃんは、もっともらしくも意味不明な言葉を残し去って行きました。


　ほんと、何しに出てきたのかしら？




　そしていよいよ迎えたご褒美タイム！


　ある程度まとまった額の金塊と・・・

　議会長様が研究の為に持っていた巨人の霊薬をやろう！

　て。

　金塊はまだ良いとして、霊薬はたったの1個じゃないっすか。


　ま、大した結果を出せていませんので、文句は言えないですけどね。




　しかし！

　報酬の目玉は実はこちら。


　変異オーガと変異トロルの生態知識でございます。




　以前より、どこかの冒険者の方が討伐を呼び掛けたりして、変異モンスター討伐祭りみたいのが開催されていたのは知っておりますが、そんな祭りに参加したことなどないへっぽこさん。

　当然、変異モンスターの知識など持っていませんでしたので、これは嬉しい報酬です。


　おかげで、カルフェオン亜種のカテゴリーが埋まりました。

　このカテゴリーがコンプリートしても別に行動力が増える訳ではありませんが、また一つコレクションが増えたと地味な嬉しさにつつまれるへっぽこウォリアーでした。