夢を諦めた若者

果たして、今彼は幸せなのか?
それを探るのがこのインタビューの目的です。

どれだけの期間勤務しているのかは分かりませんが、既に立派なラッコ戦士となっている感じの彼。

快くインタビューに答えてくれる感じですが、率直な意見は如何に。

遠回しな問いかけは無用そうなので、いきなり本題です。
あなたはこの職について、今幸せですか?
非常にシンプルな問いかけでございます。

が。
当初からなんとなーく感じていたことなんですが・・・
あまりポジティブな意見は帰って来なさそうですね。

しかも、現職についてポジティブどころか、はっきりと「幸せなど感じたこともない!」という辛辣なご意見が帰ってきました。
ああね・・・。

島のラッコ族の為に働くというのは、きっと誇らしい事なのではないかと考えたりもするのですが・・・
その辺どうなんでしょう?
さらに詳しくご意見を伺います。

すると、種族の為に働くのは当然とする彼なのでございましたが・・・

しかしそれは、必ずしも幸せな事ではない。
と・・・
何故ならそれは、個人的な夢を諦めざるを得ないから。

種族の為にラッコ戦士として働く道は、すなわち若者の夢を奪う事と同義だと彼はおっしゃいます。
ああね・・・
確かに、種族の為を思ったしきたりってのも大事だと思いますけど、若者の夢を奪うのもどうかと思いますよねぇ・・・

