略奪愛?

なんだか完全にやる気のない人達みたいですし、これを説得するってのもちょっと難しい感じがするんですが・・・
とは言え、依頼主さんは交代要員が来なくて待っていらっしゃる訳ですし、なんとか説得してみるしかない・・・か。
そこで、核心部分を突く問いかけをぶつけてみる事にした影武者さん。
・・・?
核心部分て何だ?

で。捻り出した言葉がこちら。
人の彼女?
ん?
自分で言っておいてアレなんですが、話が見えないんですけども。

それを聞いたダラッコ族は、
「人聞きの悪い事を言うな!」
と。

さらには、
じ ぶ ん で う ば っ て き た ・・・?
んん?

こちとら、波打ち際から問いかけているものですから、返答をしている野郎がどいつなんだか分かりませんが、この二人のどちらかがサボりラッコで、お隣のが眠りこける彼女・・・?
ここで言う彼女って・・・やっぱり依頼主さんと勤務後にご旅行に行く予定だった彼女さん?
てことは何これ?
今後、修羅場的な展開を迎えちゃう感じ?

とりあえず、何に腹を立てているんだか良く分かりませんが、彼らを非難してみる事にした影武者さん。
少々強めの言葉で、ダラッコ族とその彼女とやらに詰め寄ります。

しかし、そんな言葉に動じるダラッコ族ではございません。
何せ彼は、自分で自分のことをダラッコ族だと言い切る程の完全無欠のダラッコ族なのですから。
しかもご丁寧に、依頼主の事をつかまえて、間抜け野郎だとディスリを入れてます。
ああ、こいつは完全にアレな人ですわね。

ええ、ええ。
言われなくても分かります。
こういう輩は説得など不可能ですわ。
てか、それよりも。
この事実を真面目に働くラッコ戦士である依頼主が知ったら・・・
・・・まだ途中ですけど、なんか嫌な仕事でしたね。これ。

